みなさん、こんばんは(^^)
昨年の同時期に、札幌市内の某カフェから優雅にブログの記事を配信したことがありました。
そして今日、ちょうど1年ぶりに同じカフェを訪ねましたが、変わらずイイ感じでした♪
昨年は昼食後でしたので、コーヒーのみ頂きましたが…コーヒー
今年は、念願のランチを頂きました!えぇ、絶品でしたニコニコ
今度はまた1年後…とは言わずに(笑)、また機会を見つけてぜひ出かけたいですグッド!

さて、今日から「助動詞」に入ります。
助動詞は種類も豊富で、覚える事がたくさんあるのですが…
まずはじめに、助動詞全体に共通する特徴と、知識を効率良く整理する為の全体像を把握しましょう!


【1】助動詞とは何か?
助動詞”とは、読んで字の如く詞をける(ことば)」でありますが...
具体的にどのようにして、動詞を“助けて”いるのでしょうか!?
《POINT1》助動詞は、動詞の意味に「筆者の思い」を込める道具である!
例えば、現在単純形で書かれた次の英文を見てみましょう。
“I play the piano.” (→「私は、ピアノを弾きます。」)
現在単純形(=ふつうの現在形)は、こうしてシンプルな“事実”を述べるものであり、
動詞 play にも、「演奏する」という意味しかありません。

だがしかし!上記の英文の動詞の直前にさまざまな助動詞を置いてみると...
can play:「演奏することができる
will play:「演奏するつもりである
must play:「演奏しなければならない

という具合に、もとの「演奏する」という意味に、筆者の主観(思い)を味付けすることで、
動詞単独では表現しきれない意味を補っている、つまり助けているのです(^^)


【2】助動詞の挙動
さて、助動詞のココロを理解したところで、まずは基本事項の確認です。
いかなる助動詞においても、文中でのポジションは同じです。
[肯定文] S (助動詞) VR... (VR:動詞の原形)
[疑問文] (助動詞) S VR...? 《助動詞を文頭に出す》
[否定文] S (助動詞) not VR... 《助動詞(の直後)not をつける》



【3】助動詞の体系
《POINT2》助動詞の意味には、「推量系」と「意志系」の2系統がある!

さて、助動詞と聞けば、種類も多く、また1つの助動詞にもさまざまな意味があり、
なかなか覚えきれずに苦い思い出のある方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
そこで、主要な助動詞の意味は、大きく2系統に分類できることを押さえておけば、
知識もだいぶ整理しやすくなると思います。

また、助動詞の“インパクトの強さ”も同時に押さえておきましょう。
《POINT3》意味の強い順に、must, will, should, can, may である!
推量系」にしても「意志系」にしても、must が最も強烈な意味合いをあらわし、
順に意味がマイルドになっていく、とイメージしておくとよいでしょう(^^)
(1) must:必然性
<推量>「~にちがいない」 <意志>「~する必要がある」(義務)(≒have to)
(2) will:予測性
<推量>「おそらく~だろう」 <意志>「~するつもりである」(意志)
(3) should:妥当性
<推量>「~であるはずだ」 <意志>「~すべきである
(4) can:(理論的)可能性
<推量>「~なはずである」 <意志>「~できる」(可能)(≒be able to)
(5) may:(主観的)可能性
<推量>「~かもしれない」 <意志>「~してもよい」(許可)



【4】助動詞の過去形について
《POINT4》
助動詞の過去形は、「意味をマイルドにする」働きをする!

さて、ここは非常に誤解を生みやすい内容ではあるのですが
助動詞の中には、それ自体に過去形をもつものがあります。 (“can”→“could”、“may”→“might”、“will”→“would”など)
ただ、その助動詞の過去形自体が、“過去の内容”を表す用例はごく一部なのです!
(詳しくは、再来週の【各論22】でお話しします。)
とりあえず現段階では、「助動詞の過去形=意味がマイルドになった形」
と認識しておいてください m(_ _)m
例えば、「塩をとってください。」と言う際に、
Will you pass me the salt?”
と言うよりも、will を過去形の would に置き換えて、
Would you (please) pass me the salt?”
とした方がより丁寧な表現になる、というのもこの一例であります。


さて、次回からの各論に入る前に、まず助動詞のココロをよく復習しておきましょう!
では、まとめに入ります。

英文法サプリ ~理解へのトビラ~-【総論6】



■ 次回配信予定
【各論17】「助動詞I ~can, may の用法~」

次回は、主要な助動詞の中で最も基本的な2つの助動詞を扱います。
既に中学校でもお馴染みかもしれませんが、盲点になっている用法もあります。
助動詞の学習において、幸先良いスタートを切りましょう!