みなさん、こんばんは(^^)
さて今夜は、札幌ドームに巨人vs日本ハムの試合を観に行きます野球
久々の野球観戦なので、今からワクワクしています(^^)

さて、今回は予告通り「アダルトな進行形」についてお届けします音譜(笑)
中学校では習うことのない、進行形の“ウライメージ”をしっかり理解しましょう!

【1】押さえておきたい進行形の“ウライメージ”
《POINT》進行形は「~しているところ」→「まだ終わっていない」と意味が派生する!
総論3
でも説明した通り、進行形は
目の前で進行中の動作一瞬(一部分)」を切り取って表現したものであり、
「勉強しているところ」→「まだ勉強の途中」→まだ勉強し終わっていない
という具合に意味が派生していくのです!
この「終わっていない」という、進行形のウライメージをまずしっかり理解しましょう!


【2】進行形の誤訳3兄弟
さて、進行形のウライメージから、さらにいろいろな意味が表現されることになります。
さもすると誤訳しやすい例文もありますが、頭の中で十分にイメージを膨らませながら、1つずつ考えてみましょう(^^)
(1) 予定<「まだ終わっていない」→「そろそろ~する頃
a) We are going to Hakodate in July 28.
(→「我々は7月28日に函館に行く予定になっています。」)

(2) 変化<「まだ終わっていない」→「(終わりに向かって)~しつつある
b) The train is stopping.
(→「その電車は、停まりかけている。」)

c) She was drowning, but her boyfriend saved her.
(→「彼女は溺れかけたが、彼氏が助けてくれた。」)

注意この「変化」用法は特に要注意で、それぞれ「停まっている」「溺れている」という誤訳が頻発する例文でもあります。
特に例文c)では、「溺れている」のか「溺れかけた」のかで、ひいては彼女の生死までもが左右されかねません!勝手に殺さないでくださいね^^;

(3) 反復瞬間動詞(kick, jump, hit等)において
こちらは「終わっていない」というイメージとの関連は希薄なので、一度頭を切り替えてください^^;
「~しているところ」とは言っても、上記の「一瞬で動作が完結する動詞」に関しては、
「その動作を繰り返して行っているところ」とイメージしてみてください!
d) Someone is kicking the door!
(→「誰かが(繰り返し)ドアを蹴っているぞ!」)

cf. また、「悪いこと」を反復していると、当然それを非難したくなりますよね!?
e) Bob is always making mistakes.
(→「ボブは、いつもミスをしてばかりいる。」)
ということで、「反復」用法がさらに転じて、「非難」するイメージにもなります。
(とりわけ「悪いこと」で、alwaysconstantlyを伴う場合)

では、まとめに入ります。

英文法サプリ ~理解へのトビラ~-【各論12】


■ 次回配信予定
【各論12】「時制Ⅴ ~通例進行形にしない動詞~」

次回で、進行形は最終回です。
実は、動詞のなかには「進行形に向かない」ものもあります。
大学入試にもよく出題される項目ですので、該当する動詞について丸暗記した方もいらっしゃるかもしれません。
但し、この2回でお話しした進行形の「刹那的な、一瞬のイメージ」が理解できていれば、それらの動詞が“進行形には馴染まない”こともおそらくイメージできると思います。
今一度申し上げますが、暗記の前に、まずは“イメージ”そして“理解”ですよ!
受験生の方にも重要な文法事項ですので、注目してみてくださいm(_ _)m