みなさん、こんばんは(^^)
今週も本当にお疲れさまでしたアップ
筆者は明日、久々に知人と飲みにいく予定があり、今から楽しみですビール

今回は、中学生の頃に習った“There is A.”(「Aがある」)という構文について、
もう少しレベルを上げてまとめてみようと思います!

【1】There構文の基本
中学生当時は、おそらくこの構文を丸暗記されたかもしれません。
しかし、実はこの構文は、第1文型の親戚なのです。
ただし、注意すべきポイントがあります。

《POINT1》この構文の主語“there”ではなく動詞の後ろにくる名詞である! 
見た目では、thereが文の先頭にあるので、ついコイツが主語と思いがちですが…
thereはあくまでもカザリで、真の主語は動詞の後ろにくる名詞なのです!
つまり、主語と動詞の位置が逆転している(=倒置)と理解しておきましょう。

では、例文を見てみましょう。
a) There are a book on the desk.
(→「机の上に、本が1冊ある。」)
サーチ この文の主語は“a book”ですが、その意味を厳密に考えると…
誰のものかはよくわからないけど、とある本が1冊」
という、いわば不特定なものをあらわす表現になっていますよね!?
それこそが、このthere構文における2つめのポイントになります!
《POINT2》there構文の主語には、不特定のものがくる!
この“不特定”なものをあらわす表現として、他には以下のようなものがあります。
many(much) + (複数形)”, “some + (名詞)”, etc.

注意 では、「机の上に、私の本が1冊ある。」という文はどう表現しますか??
上の例と異なり、このように具体的に誰の本であるのか明確な場合…
つまり特定のものを表す名詞が主語の場合は、there構文は使えないのです!
したがって、My book is on the desk.”という表現になります^^;


【2】there構文の応用
さて、先ほどの例文a)は、中学校でも習いましたよね!?
そして、当時習った例文は、すべてthereの次にbe動詞がくる形だったと思います。
しかし、このthere構文では、動詞に一般動詞がくる形も存在するのです!
《POINT3》be動詞の他にも、存在や出現をあらわす自動詞がくる!             (→ exist, live, stand etc.)

試しに、例文を1つ見てみましょう。
b) There lived a rich man in this town.
ここで「え~そんなの聞いてないよぉ、訳せないあせると焦らないでくださいね♪
では、there構文の解釈の仕方のポイントを最後にまとめましょう。

《POINT4》先頭のthereは無視して、S V~の語順通り訳出すればよい!!
先述の通り、この構文のthereはあくまでもカザリであり、無視して構いません。
つまり、動詞の後ろに回ってしまった主語から、順番に訳していけばよいのです。
というワケで、(2)の文は「ある裕福な男が、この町に住んでいた。」となります♪
(尚、このルールは、構文として暗記したはずの例文a)でも適用できますよ!)

ということで、今回は第1文型の応用形であるthere構文についてお話ししました。
では、まとめに入ります。

【各論4】


■ 次回配信予定
【例文集1】「今週の例文まとめ1(各論3~各論4)」

先週から、いよいよ文法事項の各論に入って参りました。
各回の解説の中で、いろいろな例文が登場してきたと思います。
そこで、今週から毎週末(原則土曜日)に、その週に登場した例文をまとめて再掲します。
1つ1つの例文を見ながら、各文の意味がわかるだけでなく、
その文に関してポイントとなる文法事項をきちんと説明できるか、という復習にでもご活用ください!
疑問に思う点があれば、都度各記事を再度ご参照頂ければと思いますm(_ _)m