のら猫電車の窓からのら猫がみえる。どこかで発見したのだろう。一番見やすいぼくの立っている横に陣取った中年の男性。のら猫から目をはなさない…時折、「ふっ」といいながら笑顔を見せている。動きはじめた電車のまどの外をのら猫がみえなくなるまで堪能し、みえなくなるとそそくさと空いてる席を探して座る。他人の小さな幸せ。ぼくも少しほっこりなった。