成人の日に
今日の成人の日に全国で135万人の方々が大人の仲間入りをされたそうですが、新成人おめでとうございます。今日の成人式に大人の自覚と責任の重さを感じられた方も沢山いらっしゃることでしょう。必ずしも成人の日に成人式を迎えているとは限りませんが、出席するしないに関わらず大人の仲間入りをされた新成人に違いはありません。しかしこの不確実、かつ不安定な時代に成人を迎えることもまた、大変なことではないでしょうか。
一足早く大人としての自覚と責任の重さを経験し、一応人生の先輩ともいえる立場から一言、気の利いた、人生への助言ともなる事をコメントできればとも思うのですが、なかなか思うに任せずにおりますが、地元新聞の北海道新聞のコラムに新成人の方たちに少しでも役立つのではと思われる記事を見つけましたので、引用をさせて頂きます。
テレビなどでご存知の人もいらっしゃると思いますが、とかくストレスに囲まれギクシャクとした現代を上手く乗り切るための考え方を香山リカさんが精神科医の立場からアドバイスされていますので、ご紹介します。
新しい年が始まった。
原油は高騰、株価は大幅安、そして日本に大きな影響を与えるアメリカ大統領選挙も先行きは読めず。決して「安泰の年」とはなりそうにない。
心の問題で調子を崩す人も一向に減らず、ストレスから」長期休職を余儀なくされる学校の教師が急増していることが、年末に大きく報道されていた。
さて、この「乱世の時代」、一人ひとりがどうやって心の健康を保てば良いのかが、重要なポイントとなりそうだ。ひところは「ポジティブシンキング」などと言って、とにかく何でも前向きに明るく捕えることがさかんに奨励されていたが、何時までもそれでは心も疲れてしまう。
いま必要なのは、「人生、山あれば谷あり」と考えて、たとえ不調の時期があってもあせらずに長い目でみることなのではないか。「最近ちょっと、調子が良くないな。まあ、この機会にゆっくりしようか」とその「谷」の時期を楽しむくらいの余裕が持てれば、なお結構。
ひとときたりとも停滞やおちこみの時期があってはならぬ、というかたくなな姿勢が、結果的には小さな落ち込みを「うつ病」にまで育て上げてしまうこともある。不調のときこそ、一息つくチャンス。私自身は、今年もそんな考え方を診察室で伝えて行きたいと思っている。