ヒルマン前監督、田中幸雄さんありがとう
11月24日小雪のちらつく中、日ハム球団初の2連覇を祝って札幌中心部で北海道日本ハムの優勝パレードが行われ、北海道内各地から約8万2千のファンが駆けつけ、2連覇の快挙をお祝いすると同時に、来期はアメリカ大リーグで指揮を執る事が決まり今期限りで退団するトレイ・ヒルマン監督と球団生え抜きとして22年間日ハムを牽引してきた田中幸雄さんとの別れを惜しみました。
ヒルマン前監督は開会式で「オハヨウゴザイマス。テキサスに戻っていたので日本語を忘れてしまい上手く話せません」と切り出し、ファンや球団への謝辞を述べ、「最後は残念な結果に終わりましたが、選手は死力を尽くして戦い、何とか2年連続でリーグ優勝を手にする事ができました」と続けました。ヒルマン前監督と田中幸雄さんは先頭のオープンカーに2人揃って乗り込み、大勢のファンにしきりに手を振っていました。パレードの途中、沿道にわざわざこのパレードのために来道されていた、ファイターズ元監督の大沢啓治さんを見つけると、車を飛び降り大沢元監督に駆け寄り握手をするといったサプライズも見せてくれました。
明けて25日は「日ハムファンフェステバル2007」が札幌ドームで開かれ、北の大地で生まれ変わったファイターズを指揮して4年のヒルマン前監督、そしてファイターズ一筋22年、野球の楽しさと厳しさを教えてくれ、球団生え抜き選手としては初の2,000本安打を達成した「ミスターファイターズ」田中幸雄さんの2人の主役が約4万人のファンに見送られこの地に別れを告げました。
いつもは冷静な指揮官も、感傷的にまた惜別の気持ちを込めてファイナルライブでは、森山直太郎さんの「さくら」を金子誠選手会長の助けを借りながらも日本語で歌い上げ「北海道へ必ず戻ってきます」と誓い、締めくくっていました。
一方田中幸雄さんも、満足感に満ちた野球人生に終止符を打ち「これからはOBとして、1ファンとしてファイターズを応援したい」と述べ、仲間達が演出したはなむけの胴上げを背番号と同じ6回宙を舞い、共に戦った仲間達のつくった最高の花道であるアーチをくぐり、新しい人生に向かって歩き始めました。