さて、いよいよ桑田さんソロのファーストアルバムに突入します!
ご存知『KEISUKE KUWATA』でございます。
まず、ジャケットの桑田さんの肖像画が渋い! これはやっぱLPの大きさだと飾る価値ありますよ!
1988年7月9日発売。オリコン1位獲得で、65万枚を売り上げました。
KUWATA BANDの時は、海外を視野に入れた本格的ロック目指してやって来たわけですが、
桑田さん、やっぱ違うなぁとww
で、当時余り聞かなくなってきたポップスという言葉に再び愛着がわいてきたようです。
ただ、ポップスって言っても、振り幅があるので、桑田さんの中では、中尾ミエとか坂本九とかピーナッツあたりで、番組で言うとやっぱりシャボン玉ホリデー。
1972年まで放送されてたので、僕も観た記憶はありますが、小学生だったので詳しくは憶えてないですね(^^;)
私の世代には、夜ヒット(実は1968年からやってるから昔の記憶があるのは白黒だった=うちのTVはww)、
で、ザ・ベストテンにトップテン(前身の紅白歌のベストテンも)
ですね。
そんな中で試行錯誤しながら、1年の歳月がかかった為、1988年6月25日にサザンが復活してしまった後に、完成すると言う、おかしな感じになってしまいます。
でも、小林武史が絡んだおかげで、あれよこれよと幅が広がったのは確かでしょうし、その分時間はかかったけど、イイ物が出来たと思います。
なので、1回目の披露は、サザンのライブ、『大復活祭』にてソロコーナーを設け、がっつり12曲も演りました。まあ、ソロ曲が少ないから、これくらいで丁度いいかもですね。
このライブは、ある意味おいしい!!
個人的にはこのアルバム、好きな曲と耳に残らない曲とスパッと二分したアルバムですね。
どれがどれかは、順を追って書きますww
では、1曲目から始めましょう!!
《哀しみのプリズナー》
アルバム・KEISUKE KUWATAの1曲目。
プリズナー(Prisoner)とは、広い意味で言うと、囚われた人(囚人とか人質)
ストレートな歌詞じゃないので、どう理解するかは個々の解釈によるんですけど、
私は、囚人として檻に入っている男性が逢えない彼女に対する思いの歌詞かなという感じがします。
そう思って歌詞を見ると辻褄が合う。
いやー、この曲はカッチョいいでしょ! 秀逸です!
イントロのギターもカッコいいし、いい感じでロックしてますよ。
レコーディングでは、しれっと、コーラスにアン・ルイスが参加してます!
で、日本語の乗せ方!
子供でも解るくらい、簡単に書くと・・・
『さ・あ・へ・や・じゅう・を・くらく・して・くれ・ま・ち・わ・び・た・じょう・ねん・の・さ・い・れんす』で29文字あります(小さいゆやよは含まずで)。
でも、点(・)で区切ってるところに音譜が1個ずつなので、20個しかおたまじゃくしが無いんですよ。
完全に英詞の乗せ方ですね。最初の、“暗くしてくれ”の7文字に対し3個の音符しかないから、カラオケでいきなり噛んだり、字余りになったりする人、多いです(笑)
逆に、歌いこなせるとカッコいい!
この曲は、2007年のツアー、“呼び捨て~”の1曲目だったんですけど、イントロに入るまでの演出からイントロが流れ出した瞬間、もう鳥肌でした!
ステージが、檻っぽい格子になってたので、やはり囚人のイメージなんでしょうか?
ライブでの演奏は、大復活祭、呼び捨て以外では、01年のX'masライブ、02年色々と大変ねでもやってます!
次回、ソロライブがあればそろそろ聴きたい1曲ですね!!