キミカレ桜庭くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
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第7話 なにを聴いてるの?
休み時間。
ふと気になって、
隣の席を見る。
いつもの同じ光景。
桜庭くんはヘッドフォンをして
机にベッタリ。
寝てるのかどうか
わからないけど、
いつもなにかを
聴いてる。
少しだけもれてる音は、
低音でリズムのみ。
なに聴いてるんだろう。
聞いてみようかな?
エ「桜庭くん、
あのさ……」
声だけかけても
気づいてもらえないと思って、
肩も同時に揺さぶってみる。
秋「……なに?」
邪魔しないでと
言いたそうな顔をして
顔をあげる彼。
そんなあからさまに
イヤそうな顔しなくてもいいのに。
エ「あのさ、
いつもなに聴いてるの?」
秋「音」
エ「いや……えっと……」
それだけ言って、また机に
はりつくように伏せる。
音って。
そりゃあ音だろうけど。
エ「どんな音楽聴いてるの?」
また肩を揺さぶって
聞いてみる。
それにイラっとしたのか、
私の手を払い、
秋「もう、しつこいよ。
なにを聴こうと
俺の勝手でしょ」
また同じ体勢に
戻ってしまう。
なんでこう……。
ちょっと知りたかった
だけなのに。
いつもならここであきらめて
放っておくんだけど。
今日はどうしても
知りたくて……。
エ「じゃあちょっと
聴かせて!」
秋「あっ」
彼のヘッドフォンを
取りあげ、耳にあてる。
エ「あ……あれ?
歌がない」
インストってやつかな?
すごく綺麗な音……。
それにメロディーの部分が
ちょっと切ない感じがして
好きかも。
エ「なんかすごく
イイ曲だね」
詳しいことはなにも
わかんないけど。
素直にそう思った。
エ「これ、誰のきょ……く?」
……え?
なんで真っ赤?
秋「顔、近い!
それ以上、近づくな!」
エ「え、ごめん」
だってコードがあるから、
これ以上離れたら
聴けないし。
……と思ったら、
すぐにヘッドフォンを
取り上げられてしまう。
そして、立ち上がると。
秋「誰の曲でもいいでしょ。
アンタには関係ないし」
それだけ言って、
教室を出て行ってしまう。
エ「もう授業始まるのに。
どうしたんだろう」
そんなに顔、
近くなかったよね?
それにいまさら、
顔近いくらいで
赤くなられても……。
エ「桜庭くんって、
ホントよくわかんないや」
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【By秋夜
人のもの勝手にとらないでくれる?
彼女かもしんないけど、
もう少し遠慮してほしいよ。】
