キミカレ桜庭くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
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第6話シークレット 犬と猫
この間、偶然に
好みの声の先輩に会った。
それからなんとかして、
ようやくここまで話しを
進めることができた。
秋「じゃあ、今日の放課後なら
大丈夫なんですね?
カラオケ」
彩「まあ、そうだね。
1時間………いや、
30分だけならね」
秋「……やった。
彩「……ああ」
この間、初めてあってから
メールで誘い続けて、
やっとOKをもらった。
イイ声だから、
歌とか聞くの楽しみすぎる。
まあ本人は少し
嫌がってるみたいだけど。
……俺は聞きたいし。
一回くらいは付き合って
もらおうと強引に誘った。
秋「じゃあ、放課後に」
そう言ってあやさんに
背を向けた時。
???「あーー!
綾瀬川先輩だー!」
秋「……」
屋上の扉の開く音と
同時に大きな声。
男にしては高い、
そして通常よりも大きな声。
声量あるな……。
誰だ?
この……。
秋「……」
デコ出しの男は。
彩「ちょうどよかった。
元気くん、紹介するよ
こちら2年の桜庭秋夜くん。
えりちゃんのクラスの
転入生だよ」
隆「あ、初めまして!
オレ、一年の
結城隆っていいます!」
結城……?
結城ってもしかして、
アイツに告白したやつのひとり?
なに、このふたり、
仲良いの?
同じ女を好きだったのに?
隆「カッコイイですねー。
ほわー……」
秋「どーも」
隆「秋夜先輩って
呼んでいいですか??」
秋「……」
なんだコイツ。
秋「好きにすれば」
ちょっとウザイ。
そう思って一歩離れると、
そうあやさんが笑った。
彩「警戒心丸出しの二年生と、
人懐っこい一年生」
指を差しながら
ほら犬と猫。
とつぶやく、あやさん。
それを聞いて結城という一年は
「え?え?」と
キョロキョロしてる。
彩「そうだ、
ねえ転校生くん
彼は歌うのが好きみたいだよ」
秋「……!?」
彩「ね?」
隆「はい!好きです!」
……よく聞いたら
特徴ある面白い声してるし、
これはこれでイイかも。
秋「ねえ、今日ヒマ?」
隆「はい!
今日はバイトないから
ヒマでっす」
彩「え……そ、そうなの?」
隆「はい……急に、
家庭教師のバイトが
キャンセルになったんです」
秋「じゃあ今日、一緒に
カラオケな?」
隆「え?カ、カラオケですか?」
秋「うん。……イヤ?」
隆「全然です!
行きますっ。
へへっ。楽しそー!」
彩「……」
隆「あれ??
どーかしたんですか?
綾瀬川先輩」
彩「なんでもないよ」
面白くない、
面倒だと思ってた学校だけど、
まあそれなりに
面白くなってきたかも。
隆「オレ、先輩たちと
カラオケとか初めてかも」
秋「……あのさ、後輩。
ひとつ聞きたいんだけど、
いい?」
隆「なんですか?」
秋「なんでデコ出してんの?」
隆「え……デコ?
え?え?と額に手をあてて
首をかしげている後輩。
そんな俺たちを見て、
あやさんは笑い出す。
彩「転校生くんは
人が聞けないことを
直球で聞くよね
そういうとこ、
結構好きだな」
……だって、
気にならないの?
高校生にもなって、
あの結び方とか。
まあ似合ってるから
いいけどさ。
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【By秋夜
デコ出しの後輩と
俺が犬と猫ってどういう意味?
まあ別にいいけどね。】


