キミカレ須賀くんのサイドストーリーの
ネタバレです。
サイドストーリーだと長いので、勝手に
SSと省略しました。
それと、31と番号をふりましたが
実際には番号はついていません。
今回の話はおもいでで見ると、
31話の後に位置しています。
サイドストーリー最終話です。
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SS-31 恋の始まり
俺がえりを意識し始めたのは、
1年の時。
♪~♪~。
単調なメロディライン。
それを片手で奏でている
クラスメイトの女子。
名前は……確か……。
えりと友人たちから
呼ばれていたような
気がする。
席が隣なだけで、
あまりよく知らない。
どうもこの教室の
掃除担当らしい。
エ「……須賀くん!
聞いてる??」
須「え、ああ……悪い」
エ「須賀くんって、何でも
できる人だと思ったんだけど。
違ったんだね」
須「え?」
何だそれは。
何でも出来ると思ってくれるのは
いいけど。
違ったって……何だ?
エ「まさか、歌が苦手だった
なんて……」
須「は!?」
何を言ってるんだ、
こいつは。
俺が今、音楽室に来ているのは
先週の歌唱試験を
受けられなかったからで、
歌が下手だから
呼び出されたわけじゃない。
須「……一緒にしないでほしい」
エ「え?」
須「いや、聞こえていないので
あれば無視してくれていい」
エ「なんでそんなに
冷たいのかな、須賀くんは」
須「……冷たい?」
エ「うん。なんか壁が
あるっていうか」
壁を作っている気は
ないけれど。
確かにあまり話したことがない
相手に心は開かないな。
でもそれはごく当たり前の
ことのような気がするが。
エ「せっかく隣の席だし、
友達にならない?」
須「友達?」
エ「うん!今日から!
はい、握手」
強引に握手をさせられる。
なんだ、こいつは。
エ「うん、よし!
じゃあ、私は戻るね!
須賀くん、なんか真面目な
委員長って感じだね。
生徒会長なんか似合うかも!」
似合うって何だ。
そんな理由で勧めてくるな。
エ「じゃあ、また明日。
バイバイ、須賀くん」
須「ああ……さようなら」
……。
やっと帰った。
掃除というよりも、
ピアノを触っていた時間の方が
長かった気がするけど。
須「……変な奴」
じっと握手をした手を
見つめる。
そういえば、握手なんて
久しぶりにしたような……。
『友達になろうよ!』
須「……名前、
この日をきっかけに、
俺はえりを目で
追うようになっていた。
多分これが……
俺にとって、恋の始まり
だったのかもしれない。
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【By寛貴
席が隣ってだけで、
アイツのことはよく知らないが……。
は!?
何を言ってるんだ、こいつは。】



