キミカレ南くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
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第31話 甘いです!
お兄ちゃんとちゃんと
話をしてから、
顔がにやにやして、
それが止まらなくて……
完全に変な人と化してる。
そんな私を見て、
お母さんが
『千歳くんが息子になったら
お母さん、絶対添い寝して
もらいたいわ』
とか言ってる。
もう家族にはバレている様子で、
お兄ちゃんのお母さん、
おばさんからも
「千歳をヨロシクね」
と言われてしまった。
そんな家族に囲まれ、
私とお兄ちゃんは……。
……。
エ「……」
千「…………」
エ「あの、お兄ちゃん?」
千「なんですか?」
エ「なんでずっと見てるの?」
あの日から2日後。
今日はお兄ちゃんが
退院して部屋に遊びに来てる。
ついでに勉強も見て貰えと
親たちから言われ、
見て貰ってる……んだけど。
どうしてかずっと見つめられてる。
千「見つめていたいんです、
君を……ずっと」
エ「……えっと
なんで?」
千「好きだからです。
エ「……ええっと、うん。
ありがとう」
どうも、全部話してしまったら
繕う必要がないからなのか、
お兄ちゃんは前より増して
優しいというか……
なんだかすごく色々なことが
ストレートで困る。
エ「わ、わかった!
じゃあ私も好きだから
見つめる!」
そう言って負けじと
お兄ちゃんのことを
見つめるけど。
千「いいですよ。
いくらでもどうぞ
嬉しいです」
そう言われてしまい、
受け入れられてしまう。
……だめだ、
負けた。
ガックリと手を下について、
うつむいていると。
お兄ちゃんがベッドの側面を
背もたれにして、
座り直す。
そしてヒザをポンポンと
叩いて、
千「もしよかったら、
膝の上に来ませんか?」
エ「えぇ!?」
千「抱っこ、したいんです。
君を。
いや、どうぞと
言われても!
どうしよう……。
でも、ギュってされたいかも。
お兄ちゃんに抱きしめられると
安心するし……。
そして恐る恐る
お兄ちゃんに近づくと。
バン!という音と共に、
母「はい、お茶!」
エ「!!」
お母さん、乱入。
しかもすっごい焦っていたのか、
お盆の上にお茶が
かなりこぼれてる。
千「おやおや」
エ「わー……半分以上
こぼれてるし」
そんな私たちの反応も
無視のお母さんはお兄ちゃんに
近づく。
母「千歳くん、
夕飯食べていくわよね?」
千「はい、いただきます」
お兄ちゃんは笑顔で
お母さんに応え、
母「ふふふ、じゃあ……
ご飯出来たら呼ぶわね、ふふ」
なにやら妙に照れながら、
突然乱入したお母さんは
部屋を出て行った。
なんだったんだろう。
エ「はあ……」
千「残念でした」
エ「え?」
千「せっかく君が自分から
来てくれてたのに」
エ「う、うん……」
千「じゃあ仕切り直ししましょう!
はい、どーぞです」
またヒザをポンポンと
叩いて誘ってくるけど、
さすがにまたお母さんが
来たらと思うと、無理だった。
そんな私を見て、
お兄ちゃんが笑って
「じゃあこうしましょう」
と話し出す。
エ「なに?」
千「遊園地に行きましょう
今度はちゃんとデートとして」
エ「あ……」
千「辛い思い出を塗り替えないと
ね?と微笑むお兄ちゃん。
そんな提案をするお兄ちゃんの
笑顔に胸がキュっとなり、
千「わっ……え?
私は思わずお兄ちゃんに
抱きついた。
そして小さく「ありがとう」と
呟いた。
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【By千歳
君とこうして過ごせる日が
来るなんて思いませんでした。
素直になって、すべてを
話して良かったです。
僕を受け入れてくれて
ありがとうございます。】



