キミカレ南くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
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第27話 届かなかった想い
好きって、
言ってくれたのに。
あれはなんだったんだろう。
そんなことをぼんやりと
考えながらゆっくりと歩く。
エ「ここから電車乗って、
降りて…家まで歩いて……」
そんなことをブツブツ呟く。
全然違うことを考えてないと、
ショックで足が止まって
しまうから。
でもそうそうずっと、
それは続かなくて。
エ「はあ……。
もうどうしたらいいの?」
ため息と一緒に、
今の気持ちがもれる。
そんな時、軽く肩を
叩かれて振り向く。
???「あ、やっぱり、
えりちゃん!?」
エ「あ……!
先輩っ」
彩「どうしたの?あれ?
エ「…………」
彩「……?」
エ「……あの」
先輩に……
言ってもいいかな?
相談しても、いいかな?
もう……ひとりじゃ
どうしたらいいか
わからない。
だからって、
友達には言えない。
先輩なら……。
先輩にはたぶんもう
私の気持ち、バレてるし。
彩「えりちゃん。
なにかあったの?
僕で良かったら……」
エ「デートっ」
彩「え?」
エ「デートのつもりで
誘ったんです、お兄ちゃんを!」
ぎゅっと袖を下にひっぱり、
手で握る。
そしてじわりとまぶたに
あふれ出てきた涙を
下唇をかんでこらえる。
エ「デートしようって
言わなかったけど
一緒に行こうって誘ったら、
ふたりでいける、デートできるって
思っててっ
でも、お兄ちゃんは
違ってたんです」
そもそも……。
千『……つきあってる?
つきあってませんよ、
僕たちは』
エ「そもそも!
付き合ってないって……
好きだって言ったら、
好きってこたえてくれたのに
それだけじゃダメ……
だったみたいで……私……」
彩「えりちゃん……」
そっと綾瀬川先輩が私の頭を
優しくなでる。
エ「……っ!」
彩「え……」
その手を払う私。
エ「ごめんなさい!」
先輩は悪くない。
先輩はなぐさめてくれようと
しただけ。
それはわかってるけど。
手の温かさと、触れ方が
お兄ちゃんに似てて……。
とっさに手をはらって、
その場から逃げ出して
しまった。
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【By千歳
君が去って、頭が真っ白に
なっています。
君はきっと、泣いてる……。
いっそ、君を傷つける僕を
もう嫌いになってください。】


