キミカレ南くんのネタバレです。

知りたい方だけお進みください。







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第23話 元気になった?






お兄ちゃんと気持ちが

通じて次の日。

あまりにも浮かれすぎて、

足をくじいてることを忘れて

走ってしまった。



エ「……痛い」



綾瀬川先輩にテーピング

してもらったのが

とれてしまったから

歩くと少し痛みがある。


壁に手をつきつつ、

下を向いて歩いていると。



エ「……?」



目の前に足が4本見えて、

顔を上げる。



エ「あ……」



綾瀬川先輩に、

咲坂くん!?


すごいツーショットだなぁ。
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彩「こんにちは。

 元気になったんだね、

 良かった」

エ「あ、あの時は……

 ありがとうございます」



なんか恥ずかしい……。



彩「足も大丈夫?」

エ「はい!

 大丈夫です!」



少し痛いけど。



彩「また落ち込んで

 泣きたくなったら言ってね

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 いつでも胸貸すから」


エ「あはは。

 もうそんなことないですよー」

皐「なに、オマエ、

 落ち込んでたのか?」


エ「……まあ、少し」

皐「はあ……。

 そういう時は俺に言え」


エ「へ?」



なにを言い出すの?

しかもなんでため息?



皐「そういう時はまず、

 俺に言えって言ったんだ」

エ「なんで?」


皐「彩人さんだと、

 あとが怖いだろ?」

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……そうかな?



皐「それを引き合いにだして

 なに言われるかわかんねーし」



あ、それは……。

そうかもしれない。



彩「皐くん」

皐「……ヤベッ」




綾瀬川先輩、怖いです。

笑顔なのに……。


咲坂くんはそんな綾瀬川先輩を

見るなり逃げてしまった。

素早い……。



彩「ふふ。

 彼にはあとでちゃんと

 言ってきかせないとね」

エ「あはは」



怖いよー……。



彩「おや、南先生」

エ「っ!?」



先輩がお兄ちゃんの名前を

言っただけで

ビクっとしてしまう。


そして。



彩「南先生、こんにちは」

千「こんにちは、彩人くん。

 ……こんにちは、

 えりさん」


彩「……ふふ。

 えりちゃんって

 呼ばないんですか?」
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千「っ!?

 彩人くん!?」


エ「せ、先輩!

 なんで知って……」

彩「無自覚かな?

 ふたりとも、使い分け

 出来てないよ?
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 色々、気をつけたほうが

 いいかもね

 じゃあね」


エ「あ……」


先輩は意味深な言葉と

あやしげな微笑みを

残して去っていった。


残された私とお兄ちゃん。


顔を見合わせ、

そしてちょっと目をそらす。



……照れる!

なんで!?


千「あ、そうです。

 えりさん」

エ「ん?」


千「隆くんが心配してましたよ」

エ「え?」



なんで結城くんが……

って、そうだ!

そういえば転んだ時に

会って、あの時から

話してないかも!



千「もし時間があれば

 彼に会いに行ってあげて

 ください
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 すごく心配だけど、

 会いに行っていいか

 わからないーって

 悩んでましたから」



そこまで?

悩んでるの!?


でも、結城くんには

一番落ち込んでる時に会ったし、

助けてくれるっていったのに、

いい!って断ったりしたし。


もしかしたら嫌われたーとか

思ってそうだなぁ。



エ「うん。わかった。

 行ってみる!」

千「そうしてください。

 じゃあ僕はこれで

 またね、えりちゃん」


エ「……

 最後の笑顔と、

 呼び方を急に変えるの

 反則だと思う」



でも、そんなとこも

好きだなぁ。



エ「……あ、そろそろ

 教室戻らないと!」



次、移動だった!

結城くんのとこには、

次の休み時間に

行ってみよーっと。






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【By千歳

足、大丈夫ですか?

あまり無理しないでくださいね。

……それにしても、

彩人くんは本当、

あなどれません。】