キミカレ南くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
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第20話シークレット 謝罪
どうしても気になって、
保健室前。
千「来ても、
なにもできないのに……」
なんで来たんだと
言われそうです。
保健室の扉に額をつけ、
ため息をつく。
千「……!」
すると扉が開いて、
千「さ、彩人くん!?」
彩「ああ、南先生。
千「っ!?」
ど、どうしたんでしょうか。
すごく怖いです。
笑顔なのに……。
彩「彼女、もうここには
いませんよ」
千「え?」
彩「前にも言いましたが……
逃げていても解決しませんよ
自分の手を汚さずに、
望む結果を得ようとしているのは
ズルイですよ」
千「……!」
図星だった。
彼はカンで、軽く言った言葉かも
しれない。
だけど、今の自分には
とても重く響いて……。
彼女の顔が頭の中に
浮かんだ。
彼女にいますぐ会って、
そして謝りたい。
そう思った。
うまく言えないかもしれない。
でも少しでも今の気持ちを
話せたら……。
彩「では、僕は図書室にでも
行きます」
千「あのっ……彩人くん!」
彩「……彼女、きっと
屋上ですよ」
千「え……」
彩「では。
頑張ってくださいね」
千「どうして……
聞こうとしたことが
やっぱり恐ろしい
高校生です。
千「……ふぅ
そんなことより…」
屋上、行かないと……
ですね。
千「……」
そっと扉が顔を出して、
見渡す。
千「……いません」
えりちゃんを
見つけられず、
残念に思いつつも、
ちょっとホっとして
屋上に出る。
千「……っ!」
出た途端、
パっと目に入ってきた
光景に息を飲む。
千「ね、寝てます……」
こんなところで、
女の子がひとりで
眠っているなんて!
目を見開き、ゆっくりと
足音を立てないように
近づく。
エ「……んー……」
千「悪い夢でも見てるんで
しょうか」
眉間にしわがよっていて、
それがなんか可愛く見えて
指でそっとふれる。
千「泣いて、いたんですね」
まぶたが少し腫れていて、
頬に涙のあとがある。
千「また泣かせてしまいました」
気づかれないように
まぶたを指でなぞり、
そっと目尻に優しく
キスをする。
そしてえりちゃんの頬に
かかっている柔らかい髪を
彼女の耳にかけ、
屋上の柵に手をかけて
彼女に顔を近づける。
千「好きなのに、どうして
本当にごめんなさい
……」
小さく身じろぎしたものの、
まだ熟睡中の彼女。
千「もう、隠しておけませんね」
全部、話そう。
千「起きたら、ちゃんと
僕の気持ちのすべてを……。
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【By千歳
誰かに言われて何かに
気づくなんて僕もまだまだですね。
だけど、やっと君に言う決心が
つきました。
君が起きたらちゃんと僕の本心を
伝えます。】





