キミカレ南くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
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第19話シークレット 嫌悪
イライラして、
手に持っていた教材を
乱暴に机に投げる。
その音でハッとし、
ため息をついて椅子に
倒れ込むように座る。
千「なにやってるんでしょう、
僕は……」
椅子にだらしなく座り、
まぶたを閉じ、
片腕を額に置く。
視界は暗いのに、
ハッキリと今見えているように
思い出すさっきの場面。
千「足、大丈夫だったでしょうか」
気になるならあんなこと
言わなければいいのに。
そんな声がどこからか
聞こえてきそうな状況。
千「はあ……」
『好きだ』と言われて
すごく嬉しかった。
だけどその気持ちを
そのまま受け入れて……
そのあとは?
そう考えると、
すごく怖くて……
言葉にできなかった。
ウソでも嫌いと言った方が
良かったのかもしれない。
でもそれは言えない。
言いたくない。
それならいっそ、
嫌われるほうがマシだと……
そんな考えにいきつき、
彼女をまた避けていた。
さっきだって、
隆くんがいたから言えた
言葉で、ひとりだったら
真っ先に駆け寄っていた。
本当は心配で仕方ない。
情けないくらい、
彼女のことで
頭がいっぱいで……。
自分勝手に彼女を
ふりまわしていた。
千「もう、大切な彼女を
泣かせない、傷つけないと
決めたのに。
最低です、僕は」
そう呟いて、
下唇をかむ。
戻れるなら……あの日。
彼女が初めて告白してくれた
あの時に戻ってやり直したい。
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【By千歳
君を傷つけないと決めて、
そう動いていたのに……。
結果、君を傷つけている
自分に腹が立ちます。
本当は心配で仕方ないのに、
それを隠すためにあんな……。
ごめんなさい、本当に。】
