キミカレ南くんのネタバレです。

知りたい方だけお進みください。







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第17話 なにかが違う。








休み時間も自分の席で

ため息をつく毎日。


告白……といっていいのか

どうかわからないけど、

ハッキリと気持ちを

伝えてから2日経った。


だけどお兄ちゃんからは

返事なし。

というか、いつも通りすぎて

気持ち悪い。



エ「はあ……」



しかも次の時間は

お兄ちゃんが教室に来る。

ゆううつ……。



エ「はぁぁ」



長く、深いため息。

しかも声を出して

しまったからか、

その声に反応して、

誰かがこちらに近づいて

くるっぽい。



???「オマエ、廊下にまで

 聞こえてるぞ、ため息」

エ「……あ」



咲坂くんだ。



皐「なにがあったか

 知らねーけど、

 あんまため息つくな!
split second

 聞いていていいもんじゃない!

 じゃーな」

エ「……うん、ごめん」



……もしかして、

心配してくれたのかな?


それとも本当に

ウザかったとか?

どっちにしても、

すぐにやめられるもんじゃないよ、

こればっかりは。



エ「はあ……」




そして始まった授業。

問題なく普通に過ぎていく。

今日もお兄ちゃんは後ろにいた

……けど。



千「今日は少しだけ僕が

 授業をさせてもらえることに

 なりました」

split second

エ「!?」



そう言って教壇へ。

そういうのって、実習の

終わりにやるもんじゃないの!?


なんかこう、先生たちに

見られながらやる感じの!

小学校の時の教育実習の

先生はそんなことやってたよ?


私は目を見開いて

パチパチと目をさせてる間に、

お兄ちゃんの授業は進み……。




千「では、ええっと……。

 そうですね、今日の日付の

 出席番号の……」

エ「っ!?」



今日、今日って言ったら……。

私、かもしれない。




千「……」




どうするんだろう、

お兄ちゃん。

まあいつも通りに

また笑顔で……。




千「……やっぱり、

 一番窓側の後ろの人にします」



……え?

いきなり当てる条件を変え、

当てられた男子は「えー」と

文句を言っている。



千「君、寝そうだったでしょ?

 だから、声を出して眠気を

 飛ばしましょう」

split second

エ「……」



いつも通りのお兄ちゃんの

笑顔だった。

笑顔だったけど、

なんか変で……。


微妙に違和感があった。

笑顔にじゃなくて、

なんだろう……。



…………


……



授業はそのまま無事終わった。


だけどこの感じた違和感は

わからないまま。



エ「……なんで」




どうしてあそこで私を

指名しなかったんだろう。

別にお兄ちゃんの態度は

いつもと変わりないのに。


なにか……変で……。



エ「あっ」



そういえばお兄ちゃんと、

一回も目が合ってない

かもしれない。


挨拶は普通に返して

くれるし、してくれる。


でも、目をちゃんと

見てくれないかも。


それに屋上でも廊下でも

すれ違うことが少なくなった。

登下校の時も、

あまり会わなくなった……。



エ「もしかして避けられてる?」



いやでもそれなら、

挨拶もしてこないはず。

避けるなら徹底的に

避けるはず。




エ「……えー……」




またわけがわからなくて、

机にふして、

ため息に声をのせる。


お兄ちゃんはどうしたいんだろう。

ぜんぶ中途半端すぎるよ、

お兄ちゃん……。






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【By千歳

ため息ばかりついていては

幸せが逃げますよ。

……でもその原因は

僕にあるんですよね……】