キミカレ南くんのネタバレです。
知りたい方だけお進みください。
**************************************************
第6話 幼なじみの特権
久しぶりにゆっくり出来る休日。
課題もなく、
約束もない。
だから久しぶりにひとりで
買い物にでも行こうかと。
外に出たものの。
エ「どこに行こうかな」
とりあえず駅に行ってから
決めよう!
???「あ……
えりちゃん」
エ「千歳お兄ちゃん!」
駅に行こうと決めた、
その直後。
後ろからかかった声に、
振り向くと。
にっこり笑顔で私服姿の
エ「偶然だね!」
千「はい、偶然ですね
どこかに行く途中ですか?」
エ「んー、買い物行こうかなとか
思ってるけど、
どこに行くかは決めてないんだ」
千「そうなんですか」
エ「お兄ちゃんは?」
千「僕は駅前の本屋です」
エ「……そっかー」
本屋か……。
ついていったら、
怒るかな?
言ってみようかな?
エ「あのさ、私も一緒に
行っていい?」
千「いいですよ。
一緒に行きましょう」
エ「ホント!?
良かったー、
じゃあ行こう!」
千「はい」
お兄ちゃんとふたり、
並んで歩いてる。
なんかこれって……。
エ「デートみたいだね」
千「……え!?」
エ「なんでそんな驚くの?」
千「いえ、すみません。
ああでも、そうですね
僕らの関係を知らない人が
見るとそう思うかもしれませんね」
そう言ってお兄ちゃんは、
私から少し離れる。
エ「え、なんで離れるの?」
千「一応、実習生といえど
教師ですから
エ「……?」
千「別に君のことを嫌いになった
本当ですよ??」
エ「わかってるよっ」
でもいきなり、
離れることないのに。
千「そうですか……」
エ「でも」
千「……?」
エ「でも、その前に
幼なじみだよ?」
千「あ……。
そうでした」
そうでした、じゃないよ。
もー……。
エ「だから休日くらいは、
一緒に遊んだり、買い物したり
してもいいんだよ!」
普通に友達がすることは
気にしないでもいいと思うなぁ」
千「そう、ですね。
じゃあ、気にしないようにします」
エ「うん!
あ、そうだ!
幼なじみだし、腕くんだりしても
あやしまれないんじゃない?
ね、腕組んでみようよ!」
千「んー……。
それはどうでしょうか。
僕はアウトだと思います」
……うっ。
流れで『はい』って言うと
思ったのに。
残念……。
**************************************************
【By千歳
君と久々に休日を
過ごせるなんて嬉しいです。
でも腕を組むのは幼なじみでも
しないことだと思いますよ?】



