キミカレ南千歳くんのネタバレです。

知りたい方だけお進みください。


告白と内容が前後してる感じなので

キミカレサイトで南くんの

告白を聞いてから

読むことをおすすめします。

(告白はいつでも見られます)




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第1話 早々に人気者




それは突然の登場だった。

まさかの告白3連続と、

強引に彼女にされそうになって、

慌てていた1週間前。


みんなその告白の話題で

もちきりだった。

学園の王子様が告白した!

とかで。


でも、そろそろそんな話題にも

あきてきていた、

ちょうどその頃。


新しい話題の種がやってきた。



それは--



???「はじめまして。

 教育実習生の南千歳です。

split second

 今日からみなさんのクラスで

 お世話になります。

 教科は古典です。

 よろしくです」



優しそうな教育実習生が

やってきた。

だけどその人は……

私の幼なじみだった。



女生徒1「南先生。

 背、高いよね!」

女生徒2「うん!しかもカッコイイ……

 っていうか、可愛い?」

女生徒1「彼女、いるのかなぁ」

エ「……」



休み時間、廊下に出ると

千歳お兄ちゃんのことを

話してる女の子がイッパイいる。


さっき、隣のクラスにいたんだ

ってことがすぐわかる。


今日、実習に来たばっかりなのに、

なんでこんなに騒がれてるの?


ついさっき、私しか知らなかった

千歳お兄ちゃんは……。

気づいたらもう学園の

人気者になっていた。



女生徒2「ねえ、南先生と

 話しに行かない?」

エ「!!」

女生徒1「でもどこにいるんだっけ?」

女生徒2「さあ、職員室に

 行けばいいんじゃない?」



……。


なんでみんなひとりの

教育実習生に夢中なの?

新しいもの好き……

ってやつかな?


でも、こうしちゃいられないよね。

私だって千歳お兄ちゃんと

話したい。


だって、家は近所なのに

高校に入ってから顔も

あわせてなくて、

避けられてるみたいに……

ホント、

挨拶もない数年だった。


だから--



エ「……」



その分、これからは前みたいに……

って思って来たんだけど。



エ「なにこれ」

千「あ、あの……

 質問にはひとつずつ

 答えますから。

 ひとりずつ話していただけますか?」



教育実習生の待機室として、

よく使う資料室前。

ドアは開いていたから、

室内がよく見える。


それは嬉しいけど……。


よく見えすぎて

困るものもある。



エ「なんでこんなことに

 なってんの?」



あまりの光景に呆然と

立ち尽くしてしまった。



女生徒1「南先生って、

 彼女いるんですかー?」

千「あ、えっと……」


女生徒2「好きな女の子のタイプは?」

千「ああ、それは……」


女生徒3「先生って、どんな香水

 使ってますか?」

千「香水ですか?

 そんなこと聞いてどうするんですか?」



……。


目に見えるだけの女生徒だけでも

6人はいる。

これじゃあ、まるで……

学園の王子様って言われてる

綾瀬川先輩みたいじゃない?



エ「あ……」



出てきたっ。

……って、なんかとっさに

隠れちゃったし、私。



千「みなさん、もうすぐ授業が

 始まりますから、移動しましょう!」

女生徒3「えー……」



資料室から出てきてくれたのは

嬉しいけど……。

できればひとりで

出てきて欲しかったなぁ。



エ「はあ……」

千「……?」



あ、今こっち見た?

もしかして気づいてくれた!?
split second


千「いまのは、えりちゃ……

 あ、いや……

 えり『さん』でした」

女生徒1「え、なに?

 南先生、なんか言った?」


千「あ、いえ。

 なんでもありません。
split second

 ……気のせい、でしょうか?」



……。


エ「あーあ。

 行っちゃった」



やっぱり、気づかないよね。

ちょーっと期待してたんだけどなぁ。


幼なじみだし、一瞬見ただけでも

わかってくれるかなぁとか。



エ「でも、やっぱ……無理か」



それにしても、

ホントすごいな。

やっぱりモテるんだ、

千歳お兄ちゃん。


まあ、優しいしカッコイイもんね!

ちょっと弱そうに見えるけど。



エ「幼なじみが人気で

 嬉しいような、寂しいような」



……それでも。

前みたいに会えて

話せるようになるなら、

我慢するしかないよね。




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【By千歳

まさか君のクラスを担当するとは

思わなかったです。

これから宜しくお願いします。】