キミカレ彩人先輩のネタバレです。

その後どうなるか知りたい!方だけお進みください。

(アフターストーリーの3話目です)





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after.3 いつもの先輩がいい




楽しいデート……、

だったはずなのに。

今日はなんだか

楽しめなかった。



それは--



彩「どうしたの?

 急に立ち止まって」

エ「……」

彩「えりちゃん?」



彩人先輩が本当に一日中、

私に触れなかったこと。


別に触れて欲しい!って

わけじゃない。


だけど……。

なんかわかんないけど。

寂しくて……。



エ「……先輩」

彩「……ん? なに?」


エ「……彩人さん」

彩「どうしたの?」



優しい声、

そして微笑みを私に向ける。

目の前にいるのは、

いつもの通りの彩人先輩なのに。


いつもとは違う、

彩人先輩との距離。


このままじゃ、

イヤだよ。



彩「本当、どうし……」

エ「私!」


彩「……?」



なに?と、

首をかしげる先輩。

いつもと同じ仕草なのに、

なんかすごく切なくなって、

少しうつむいてしまう。



エ「私、まだ、

 帰りたくないです」



そう言って、先輩の服の

袖をつかむ。



彩「……」

エ「先輩……」



返事がなくて顔をあげる。



エ「……!」



私が顔をあげたのと同時に、

スッと後ろに身を引く先輩。



彩「そんなことしたら

 ナニするかわからないよ」
split second

エ「それでいいです!」


彩「ダメだよ。

 それじゃあダメ」

エ「……っ」


彩「君がちゃんと自分から

 言わないと、ダメだよ。

 悪いけど、これだけは

 譲れないからね」

エ「……意地悪です」


彩「どっちが?」

エ「それはっ」


彩「僕がなにを考えてるか

 君にわからないように、

 僕だってわからないんだよ。

 だから、ちゃんと

 言ってくれないと……

 僕だって間違うときも

 あるんだから。

 さあ、言って。

 ……僕にどうしてほしい?」
split second


そっと耳元にささやく先輩。

ささやく声と同時に、

先輩の熱い吐息もかかる。


言わなきゃ伝わらないし、

先輩にもわかってもらえない。


確かに先輩はあれ以来、

いつも気持ちを言葉にしてくれてる。

でも私は……。


ギュッと目を閉じて、



エ「好きです」

彩「……え」


エ「先輩が好きです。

 先輩とキス、したいです!」

彩「…………っ」



……?


……あれ?



エ「先輩?」



そっと目を開けると、



彩「まさか、告白から来るとは

 思わなかったな」



先輩が驚いてる?

っていうか、照れてる?



エ「……あのっ私……」


彩「ありがとう。

 じゃあ、さっそく」

エ「!!」



グイっと腕をつかまれ、

引き寄せられる。


エ「彩人、さん……」

彩「そんなに可愛いと、

 イケナイ事したくなっちゃうな」
split second


そっと私の首に手を置き、

髪をなでる先輩。


彩「大丈夫。

 ちゃんと君の欲求は

 満たしてあげるから、ね」
split second

エ「はい……」



そうささやかれ、

背中に先輩の手の温もりを感じ……。

私はそっと目を閉じた。





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【By彩人

僕に、君がなにを考えて

いるのか……言葉にして

教えて欲しいんだ。

本当に、わからないかもしれないよ?】