キミカレ彩人先輩のネタバレです。
最後らへんどうなるか知りたい!
方だけお進みください。
(本編最終話です)
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第30話 お子様卒業
屋上で明日の予定を
話していると------
彩「明日さ、
遊園地なんて行ってみる?」
……………。
エ「…………」
今、彩人さんから遊園地という
言葉が聞こえたんだけど。
聞き間違いじゃないよね?
彩「最近ね、どうしてかああいう
乗り物に乗りたくて
仕方ないんだけど…
って、聞いてる?
えりちゃん」
エ「遊園地…」
彩「…あ、そうか!」
エ「え?」
手をたたき、何かを
ひらめいたように
先輩は笑顔で近づいてくる。
彩「遊園地じゃ刺激が足りないって
そう言って私の
後ろにまわり……。
彩「それなら、お姫様は
どこであれば
満足してくれるのか
エ「満足って…。
私は一緒ならどこでもっ」
かすかに香る香水と背中に
感じる彼のぬくもりに思考を
うばわれる。
彩「どこでもいいの?」
私が弱いと知っていて、
耳の近くで低く甘くささやく。
彩「そっか。
じゃあもっと刺激のある場所でも
いいってことかな?」
エ「それはっ」
彩「じゃあ君を一番に招待しようかな。
僕のマンションに」
エ「あ……
もう引っ越したんですか?」
ついこの間決めてた
ばっかりなのに、
本当に家を出ちゃったんだ。
彩「うん。1分1秒と
あそこにいたくなくて…
だから自由に来ていいよ。
はい、これ」
エ「え…あ、合い鍵!?」
ぽとんと制服のポケットに
入れられたのは銀色のカギ。
彩「寝込み、襲ってもいいよ」
エ「お、襲いませんから!」
彩「じゃあ…起きてる時に
襲ってもいいよ?」
エ「だ、だからぁ!」
襲わないって言ってるのに!
彩「…わかった。
ごめんね、やっとわかったよ。
エ「………!!
彩人さん!!」
彩「ふふっ。
ごめんごめん、でも…
本当いつでも来ていいからね」
エ「…うぅ。はい」
カギを握りしめて、
彼の顔を見上げる。
エ「…行きます」
彩「おや?
やっとお子様な恋愛は
卒業してくれる
気になった?」
ふふっと小さく笑うと彼は
顔を近づけて、
いまここで、刺激のあること
エ「…せ、先輩!!」
彩「…っあはは。
久しぶりに聞いたね。
君の先輩っていうの」
エ「あ…つい」
彩「いいよ。
好きなように呼んでいい。
だけど、体を密着させている時は
彩人って呼んでくれるかな?」
エ「み、密着!?」
彩「…本当は重ねてるって
言いたかったんだけど」
エ「い、言ってるじゃないですか!」
彩「まあそんな時があれば、だけどね」
エ「先輩、これからどうするんですか?
家、出ちゃって……」
彩「バイトしながら、20歳過ぎたら
ホストになるよ。
あの人たちがつぶさなきゃね」
エ「つぶさなきゃって……」
彩「心配しないで、えりちゃん。
君だけを愛しながら、
僕はなってみせるよ、
ホストに。
だから、一緒にいてくれるよね?」
エ「…は、……」
はい、と言おうとして
言葉を止める。
ここで『はい』と言わず、
イヤっていったらどうなるんだろう。
……拒否権ないとかいって
最終的には先輩の言うとおりに
なるのであれば。
拒否、してみよっ!
エ「い、いやです!」
彩「…………」
エ「…………」
あ、あれ?
微笑みのまま
固まってるけど……
どうして?
彩「わかった。じゃあね」
エ「え、えーーー!」
彩「……だって、イヤなんでしょう?
じゃあ引かなきゃ」
エ「あ、あっ、あのっ」
彩「なに?
もしかして、嘘ついたって
いうのかな?」
エ「うぅ…ごめんなさい」
彩「……ぷっ」
エ「!!」
もしかしてっ。
もしかしてわかってて、わざと!?
エ「先輩!?」
彩「あはは、ごめん。
でも…君が悪いんだよ。
冗談でも、僕を拒んだんだから。
それ相応の罰を受けて貰わないと。
まずは、今日一緒に僕の部屋で
夜まで過ごしてもらおうかな。
ふふと笑う彩人先輩。
やっぱり先輩の笑顔は
最強です……。
エ「先輩って、優しいのか
意地悪なのか
未だにわかりません」
彩「…うーん。
それは難しい問題だね。
でも多分ずっとわからないままだよ」
エ「どうしてですか?」
顔を上に向けて彼を見る。
すると彼は「それはね」と微笑む。
彩「僕が君を好きだからだよ」
エ「答えになってないような…」
彩「ふふ。そうかもね」
そう言って私の頬に触れ、
顔に軽くキスをする。
そして彼はいつものように微笑んで、
彩「君がお子様恋愛を
卒業できたらきっとわかるよ」
そう言って、今度は私の唇に
甘いキスをした。
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【By彩人 これまで色々あったけど、
ようやくいつもの君と
ふれあえ始めた気がするよ。
元気君や生徒会長に
対する時みたいな、
自然体の君に。
そんな笑顔な君を、
僕はずっと見つめてた。
そんな君が、好きなんだ。】






