キミカレ彩人先輩のネタバレです。
どうなるか知りたい!方だけ
お進みください。
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第28話 頑張ってみる
エ「来てしまった。
これ、変じゃないかな?」
普段着でいいって
言われたけど……。
自分の姿を確認して、
大きく深呼吸。
彩人さんからのお誘いを受けて
今日はホストクラブ……。
もとい、強引に貸し切った
ホストクラブでの
パーティーへ。
っていっても二人だけで。
お店の場所がいまいち
わからないと言ったら、
迎えに来てくれるという。
エ「もしかしてお迎えとかも
するのかな?
ホストって」
???「ええ、しますよ。
可愛いお姫さま」
エ「!!」
そっと肩に手を置かれ、
びっくりして顔をあげると
彩人さんの微笑む顔があった。
彩「ああ、やっぱり姫の
エ「そ、その『姫』っていうの
やめてくださいっ」
彩「あれ?照れちゃった?
ごめんね・……えりちゃん」
エ「いえ……」
そしてゆっくりと店へと
歩き始める。
彩「今日は記念日にしたいね」
エ「え?」
彩「君からの告白も聞けたし、
僕の一人暮らしも
決まったし…。
そんな時に、ホストクラブで
豪遊できるなんて…
本当ラッキーだね」
…ラッキーというか、
彩人さんが勝ち取ったというか。
でも、記念日かぁ。
そんな言葉が彼から出てくるとは
思わなかった。
ちょっと可愛いかも。
エ「彩人さん…」
彩「嬉しい?」
足を止めて、
じっと見つめ合う。
エ「はい。
それに、なんかちょっと」
彩「ちょっと?」
エ「いえ、ちょっとですよ。
ちょっとだけ彩人さんが
可愛いなって
思っちゃいました」
彩「……」
エ「……?
彩人さん?」
彩「ちょっと今のは
ムカついたかな」
エ「え!?」
うそっ、怒らせちゃった!?
彩「だから、おしおき
そう言って私を持ち上げる。
エ「やっ……・
ちょっとっ…」
そしてそのまま目の前の
綺麗な店に入り、
私をそっと柔らかい
彩「怖がらないで。
別に今すぐどうこうするつもりは
ないから。安心して」
そしてそっと私の髪に
指を滑らせる。
彩「こういうお子様な恋愛って
いうのも楽しいし。
今は我慢してあげるよ」
そう言って軽く私の頬に
キスを落とす。
エ「彩人さん……」
彩「だけど僕はえりのことが
好きだから、 君を触れることは
やめられない。
それは止めようと思っても
止まらないんだ、
ごめんね」
エ「えっ……」
彩「ほら、こっち向いて。
僕の言葉に集中」
指で軽くあごをあげられて、
彼の顔が息がかかるほど近くなる。
そっちに集中していると、
ごそごそと動く先輩の足が
私のクツを奪う。
エ「え!?」
あまりのスムーズさに
ビックリして目を見開き、
顔を足へと向ける。
でも見なければ良かった。
目に映ったものは、
脱げたクツだけじゃなくて……
私と彩人さんの絡み合った足も
同時に見ることになった。
そして急に彼が上に
いるということ、
その重みを
実感してしまった。
彩「どうしたの?
急に真っ赤になって
黙っちゃって」
エ「な、なんでもっ」
彩「……止めないの?」
エ「なにを、ですか?」
彩「君に触れる僕を」
エ「…止めません。
だってイヤ、じゃないし」
彩「そんなこと、言っていいのかな?
本当に止まらなくなるよ?」
エ「え……」
彩「今だって一応ギリギリのところで
止まってるんだよ。
エ「それは、その」
触れられるのはイヤじゃないし、
ずっと一緒にいたいとも思うけど。
ただ、心の準備が
まだ出来てないだけで……。
彩「…そんな顔しないで」
指で私の唇を
そっとなぞる。
彩「君がイヤだと思った時点で君が
僕を止めればいいから。
…君がちゃんと止めないと、
たぶん止まらないし」
エ「……え?」
ちょっとうっとりしていた雰囲気が
ガラっと崩れる。
エ「で、でも!我慢するって!」
彩「でも、君もイヤじゃないって
言ったよね?」
エ「うっ」
彩「だから頑張ってはみるよ。
だけど…はっきり言って、
自信ないから」
にっこりと『自信ない』と
自信ありげに断言する。
そんな彼の微笑みに、
なぜかもう逆らう気も
失くなってしまい、
エ「私も、止める自信が
なくなってきました」
と彩人さんの背中に
手をまわす。
彩「……っ」
手が背中に触れると同時に、
彩「後悔しないでね」
エ「しませんよ」
その返事により彩人さんが
自分のシャツのボタンを
彩「今日は本当に記念日に
なるかもしれないね……」
エ「……はい」
そう言った彼の微笑を最後に、
私はそっと瞳を閉じた。
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【By彩人
なんだろうね?
君といると、忘れられない記念日が
どんどん増えていくよ。
これからも、二人で一杯記念日を
作ろうね、愛してるよ。】






