キミカレ須賀くんのネタバレです。

最後どうなるか知りたい!方だけお進みください。

(本編の最終話です)






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第31話 イケナイこと?




友人「じゃあねー!また明日っ!」

エ「うん!」



……………。



須「週番の仕事、終わったか?」

エ「あ、ごめん!

待っててくれたの!?」


先に帰っていいって

伝えてたのに・・・。



須「ああ。一緒に帰りたくて」

エ「うん、ありがとう!」



須「そういえば、

 前もこんなことあったな」

エ「えっと、あ!」



そうだ!前に私が

ゆっくり掃除してしまって、

かなり待たせた時だ。


でもあの時、確か……。



須「何ひとりで

 赤くなってるんだ?」

エ「うっ」



だって思い出しちゃったから。

あの時の唇の感触を。

熱をもった頬に手をあて、

冷やしていると……。



女子生徒「だからさー」

女子生徒2「いや、でもさっ」



廊下から聞こえる声にハッとする。

恥ずかしい……!



須「?

 なんだ、急に」



廊下と彼に背を向け、

心を落ち着かせる。


須「おい……

 ふぅー……」



…………。



………………。



……あれ?

寛貴くんの声が聞こえない、

というか気配がない?



エ「寛貴くん!?」



焦って振り向くけれど、

そこに姿はなくて。



エ「もしかして、

 帰っちゃった!?」


須「こっち」

エ「あっ」



………………。



腕をひっぱられ

連れ込まれたのは

カーテンの中。

……と同時に教室に人が入ってくる。



須「しっ………。」

エ「っ……」



人差し指を唇にあてられて、

声を出すなと言われる。



須「……こういうの、

 ドラマのシーンであったのを

 思い出したんだ」



ドラマ?

今までやったことのある役かな?



須「少し、イケナイことしようか?」
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エ「え……?」



これはドラマの時のセリフ?

それとも……。



須「みんなに内緒で。

 ……見つからないように」

エ「寛貴く……」



須「ずっとこのまま、2人で

 抱き合っていられればいいのにな」
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エ「……うん」


須「……っごめん。

 俺、震えてるかも」

エ「そんなこと、ないよ」


須「いや、怖いんだ。

 えりへの想いが抑えきれなくて

 ……止められない」

エ「あのっ……私、私も」



何か言わないと、と

思い慌てて口を開くと、

彼が私に軽くついばむような

キスをする。



須「いいから、無理して言わなくても。

 俺が……お前に望むことはひとつだけだ」

エ「なに?」


須「ず……、

 ずっと好きでいさせてください」
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エ「え……?」


須「そして…ずっとそばにいて、

 俺のことを好きでいて下さい。 

 多分、お前以上に愛せる相手なんて

 もういないから」
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 だから、えりが俺のことを

 好きでいてくれるうちは…

 お前のこと離したりしない。

 ずっと一緒にいよう」


エ「うん……っ」

須「……ありがとう」


エ「寛貴くん、私……ずっと好きでいるよ」

須「ああ……」


エ「それでね、あのっ」

須「黙って」



近づいてくる彼の唇を見つめ、

ゆっくりと瞳を閉じる。



須「ごめん。

 待つって決めてたけど、

 もう無理みたいだ」



……そ、それって。



須「声、出すなよ」
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そんな彼の声が耳元で聞こえて、

その後はあまりよく覚えていない。



でも熱に浮かされつつも、

なんとなく聞こえていて、

今も覚えているのは……。



彼が私の名前を

何度も呼んでいたこと。


そして、ずっと囁いてくれたこと。


『えり、愛してる』

と。




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【By寛貴

俺と、お前と。

ドラマのような二人だけのヒミツの場所で。

伝えよう、抑えきれない想いを・・・・。】