
ドーナツの穴 @シアター風姿花伝
アトリエ・センターフォワード 第6回公演
2012年 1月 7日 ~ 15日
作・演出 : 矢内文章
出演 : 勝平ともこ 斎藤ナツ子 柳下季里 勝島乙江 佐藤晴彦 ほか
勝平ともこさんのご縁で出かけました~
二つの時間軸が 今日子 (勝平さん) の上で交錯するのですが、現在と戦後まもなくの日本を生きてる男女が交錯するようで接点は無い。 唯一、今日子さんが交点になってる不思議な進行です。
でも、決して突拍子もない感じではなくて。
2時間休憩なしで 満員でぎゅうぎゅうの小さな劇場で・・・どんなんかなぁ、、、とビミョーに不安だった開演前の心配は杞憂でした。
時にはうるうるっとする感じで(笑) 結構良かったよ~ (←ナニ様?! 上から目線でゴメン!)
去年の震災後に見たお芝居でも ボランティアとか震災あとの色々をきっかけに書いたであろう脚本だな、っていうものが幾つかあったけど。 けっこう やっつけ仕事というか、、、、薄っぺらな印象のものもあって、少々ガッカリの作品もあったんですけど。
この 「ドーナツの穴」 は かなり掘り下げたというか、考えて作られてるなぁという感じで。
確かに (結構直球で) そのことにも触れてるのですけど。
それよりも周辺の物語がちゃんと語られてる感じで。見ていて 休憩なしの2時間は 全く飽きなかったですね。 よかったですよ~。
中段より少し後ろでしたけど。 段々になってるので見易かったし。 我ながらいい位置を選択したな、って思う場所に座って見れました!
※途中で後ろからイビキが聞こえてきちゃって少々ザンネンでしたけど(-_-;)
シアター風姿花伝は、、、、初めて行ったのですが。
下落合(新宿区)の住宅街のなかの ビルの二階の小さな劇場。 いくつかの最寄駅から、やや時間がかかりそうなので早めに行かなくちゃ、ってシュミレーション(笑)
ははは。 地図を片手に駅をでたものの。。。休日のせいか、ほとんど人通りもない静かな坂道を登りながら大丈夫かなぁ、と微かに不安を感じながらの移動でした
自由席って書いてあったからね。 開演直前の飛び込みはしたくない、と思って。早めに着きたいと焦っていたのよね、実は(笑)
久しぶりに見たかっぺいちゃん(やっぱり、この呼び方が落ち着くw)
事前にお願いしておいたので、終演後にチョットご挨拶させていただきました。
劇団M.O.P の頃とはちょっと違う印象の役だったなぁ。。。。
難しい役どころのせいか、努力家の成果か、、、、ちょっと痩せて(笑)小さな顔が一層引き締まって綺麗になってた。 女優さん、て感じね。(当たり前か・・・)
正直なところ、こうして ご縁あって「公演ありますよー」って教えて貰わないと、その存在も気づかないかもしれなかった お芝居の公演など、いくつも見せていただいて。。。ありがたいことです。
大劇場の いわゆる商業演劇と呼ばれるようなものから感じる圧倒的な『お芝居でございます』みたいな感覚もいいけれど。
こういう、一生懸命作った、という感じがヒシヒシと伝わってくる小劇場のお芝居も別の楽しみがあっていいなぁ、って思います。
観劇とかコンサートとか 思い切り嗜好品ですから、無理にお薦めはいたしませんが(笑)
食わず嫌いはもったいないです。
数年前まで JULIE のお芝居を (今にして思えば食わず嫌い状態だった) 見なかった私が言うのもナンですが(笑) 興味をもったらとりあえず手を伸ばす・・・と。。。意外な展開で(?)楽しい時間が体験出来るかもしれませんよ
ふふふ。
実は私も中学生の頃はこういう道にも進んでみたかったんですけどね。
某演劇コンクールの予選で自分の小ささに気づいて キッパリ諦めまして(笑) それ以降は観る側になりましたの。 その時、圧倒的な存在感でコンクールを征したお芝居を更に上回る凄いお芝居を作ったのは (当時、高校生だった) 今は扉座の主宰の横内さんだった、と気づいたのは それから30年も後(笑)
JULIEの音楽劇をマキノさんが演出なさるようになって、マキノさんの劇団M.O.Pを見に行ったら 扉座の岡森諦さんが客演されてて。
そのご縁から扉座の公演を見に行くようになって。。。いろんな所にご縁が繋がって
自分の中で 「私ってお芝居好きなのかも」って 今更ながら気づいたのは、、、、、ほんの数年前
不思議な巡り合わせですね。
お芝居 というキーワードは JULIEを見に行く前に私の中にあったんですね。
・・・と。 よけいなカミングアウトしちゃったかも(笑)
とにかく。
お芝居にしてもコンサートにしても。 劇場とかホールとか。。。そういう場所に行くと不思議なほどエネルギーを頂いて帰って来れるのだから、不思議です
