モノクロで撮るということ(2) | GRでじもの日記

モノクロで撮るということ(2)

カラーで撮るのとモノクロで撮るので何が違うかと言えば、

色があるかないか。

そんなのはあたりまえのことなんだけど、

モノクロで撮り始めてはじめて、

自分の目が色にものすごく影響を受けているんだな、ということに気がついた。

色は重要な視覚的情報の一つなんだけど、

私たちは日々色から来るイメージに頼ってモノを見ている。

と思う。

モノクロで写真を撮ったり、モノクロの写真を見たりするようになると、

色ではない情報に目が行くようになる。

光の強弱、形、質感などなど。

モノクロは、写真の世界では古い表現形態なんだけど、

自分にとってこれは、新しい視覚体験だった。

(つづく)