こんなGRがほしいな(2)
RICOHがGR DIGITALに28mm相当のレンズをつけたのは、
銀塩GRを引き継いだということもあるんだろうけど、
コンパクトデジカメの中で性能の良い28mmというのがかなりのアドバンテージになるからだろう。
今でこそ28mmズームをつけたコンパクトデジカメがたくさんあるが、
GR DIGITALが発売された頃は、
28mmから始まるズームレンズをつけたデジカメはとても少なかった。
あっても歪曲が大きかったり、周辺の画質が落ちたり。
そんな中でGR DIGITALが発売されたことにはたいへんな意味がある。
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ということをわかった上で、
私は、35mm、あるいは50mmの単焦点レンズを搭載したGR DIGITALがほしい。
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普段35mmのフィルムカメラを使うとき、私の常用するレンズの焦点距離は、
だいたい35mmから50mm。
28mmというのは実は苦手な焦点距離で、
周辺の風景が入りすぎて、
もう少し「見つめる」感じがほしい。
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焦点距離のわずかな違いというのは、
被写体への距離感とか、ぼけ方の問題とか、
いろいろあって結構大きな問題となる。
28mmの目が私の中にはなくて、
被写体に向かったときに脳が戸惑ってしまう。
それでも便利なGRを使い続けているが、
このデザイン、この大きさ、この機能で、
違う焦点距離のカメラがあったらなあ、と思うのだ。
28mmがGR的こだわりなのはわかっているんだけど。
お願いします、RICOHさん。