深夜の都営バス、発車寸前に男性酔客5、6人が乗りこんだ。
「オイオイオイオイ!」
「オイオイオイオイ!200円だっけ?」
「おい、乗ってないやついるぜ。乗ってないやついるぜ」
「だって、あいつらチャリだもん」
「オー、来た来た来た来た」
「オー来た来た。」
「オー! オー!」
「どうせ終点までだもん。」
「終点だぜ。」
「後ろのほう、空いてるぜ。」
「オレ、バス酔うんだよなー。バス酔うんだよなー。」
「お前、吐け」
「うるせー、デブ。」
「ハハハハハハハ。」
「…おっぱいのデカイ顔の…。オレ何言ってんだろ。無いものねだりのアイウォンチューだ。無いものねだりのアイウォンチューだ。」
「だって、ちょうどバス来たから。」
「あれ、オカちんどこ? オカちん居る?」
「あいつ、シルバーシート乗ってるぜ。シルバーシート。」
「ハハハハハハ。」
「静かにしろよ。」
「…それでバスジャックするんだぞ。バスジャックだぞ。」
「お前ら本当に質悪いよ。暴走族より質悪い。」
「私有のバスじゃないんだぞ」
「今度のタイトル戦で……
…… …… ……
おわり