Art Brakey and jazz messengers の Along Came Betty
テナーサックスのベニー・ゴルソンの曲。
先日、土浦駅近くで萩谷清氏(gt)のライブ&ギターワークショップが行われた際、友人に誘われて参加してきた。
ギタリストによるジャズ理論の解説は、非常に論理的で、受講している方がぼんやりしていると、置いていかれそうだった。
ライブのとき、「次、Along Came Bettyを、ボサでやろうか」と言って、さらりと演奏された。アートブレイキーの演奏しか聴いたことがなかった私は、「もし自分だったら、この曲を演奏するとしたら、もちろんピアノトリオだとして、リズムは、ハーモニーは…」と、いろいろ頭をめぐらせた。
メロディーが優雅で、まるでストーリーがあるよう。あたまのコードはB♭ー。そこから半音上がって♯系になったり、半音下がったりと進行がめまぐるしい。
サビの部分で大きく展開し、方向性が見えてくる。
再び最初のメロディーに戻り、最後は安定感のあるA♭△で物語を閉じる。
以前なら、コードがたくさんあり過ぎて、もうそれだけでメゲてしまい、ソロなんてとてもとても、と投げ出してしまうところだけれど、あの萩谷さんのサラリとしたノリ、初めて顔を合わせる地元の若手ベーシスト、ドラマーに対して、最小限にアドバイスをして、情感あるベニー・ゴルソンの名曲を子気味よく演奏したのを思い返すと、自分は目先のことにとらわれすぎているように思えてならない。
そこで、イメージを大切にして、それを組み立てていけば、音楽性のある演奏につながるのではないかと。たいていの場合、組み立てるのに時間がかかったり、難儀すぎて、いつのまにかあきらめて適当なところで手打ちにしているのだけれど。
「練習のときから、人に聴かせているように心を込めて弾きなさい」なんて、幼いころにピアノの先生によく言われていたっけ。モーツァルトやベートーベンのソナタやソナチネだけど。想像力を大切にしよう、ということか。