貸金業の金利規制が国会やマスコミで取り上がられ注目を集めてい中、人はなぜ借金をするのかと考えてみる。テレビを観ると消費者金融のCMが多いこと。多いこと。

 「ご利用は計画的に」ともっともらしいことを言っているが、計画的に行動できる人が、消費者金融を「ご利用」するはずがない。(^ ^;


 消費者金融を利用する大半の人々は遊行費や買い物などの欲求を我慢できなくなるからだ。特にパチンコや競馬といったギャンブルのために消費者金融を利用すると、その人は消費者金融の奴隷となる。


 どのくらいの金利を「暴利」と見るかは国によっても違う。日本の金利20%(それ以上か・・・)は高すぎると思う。100万円借りて金利が20%だったら、年間20万円の金利が発生する。


 例えば手取りが15万円だったとする。しかし、その15万円を借金の返済に全てまわすことはできない。手取りが15万円だったら生活費10万円を引いて、可処分所得は5万円といったところだろうか。

 人は生きるために衣食住を必要とする。当然、それにはお金がかかる。人は労働力を再生産するためにメシを喰って寝る。5万円しか残らないとなると利息の返済に4ヶ月かかる。何のために働いているのかわからない。何のために生きてるのか判らない。誰のために・・・なんのために・・・


 利息を払うための4ヶ月は、ただの消費者金融会社の奴隷としての4ヶ月となる。


 消費者金融を利用することは、「普通」「手軽」「怖いものではない」というイメージの刷り込みを目的としたCMを野放しにしておくことは問題だ。 かわいい犬をつれた「くまぇり」のそっくりさんに「どうする」って聞かれても


 できるだけ「ご利用の計画があっても借りないように…」