「貴社ではどのような棚卸しをしているか?」というご質問をよく頂きます。のでこの記事を

 

 ゲームソフトは価格変動が激しい商品です。ゲーム販売がメインの事業の会社は時価で、いわゆる低価法で評価するのが適当であると思います。低価法は、時価が取得原価より下落した場合、時価で財務諸表に記載すことになります。このため、財務諸表には、現在企業が有する資産の価値が正確に現れ、財務諸表の信頼性が向上し、資産評価に対する市場、利害関係者の安心感が増大する意義は大きいといえます。

 

 我が国において棚卸資産の評価基準は、原価法と低価法の選択適用が認められていますが、企業会計準備委員会で、国際的な会計基準の観点からも、低価法のみを唯一の評価基準として採用すべきかどうかが検討されています。

 

 たとえばゲームソフトは、5000円で仕入れた商品でも、1ヶ月過ぎると2000円の価値しかない。一年が過ぎると200円の商品価値、といった商品が多くあります。このような資産を5000円で計上し、財務諸表を利害関係者に見せるということは、その企業の信頼性を著しく低下させます。

 

というような理由から、当社の棚卸しは、低価法を採用し、「現在の買取価格、時価で評価」して、できるだけ保守的に資産価値を評価しています。


ちなみに、東証一部上場企業の8割は原価法を採用しています。株を買うときは注意してください。特に、棚卸し資産が大きい会社、ゼネコンや不動産などは。取得原価より50%以上下落していないと、時価評価されていません。