過去は変えられない。変えられない事、実現不可能の事を話す場合に使うのが、仮定法過去。

 

仮定法過去① ~ Ifを使う ~ 

形:If S 動詞の過去形 ~ , S 助動詞の過去形(主にwouldかcould)動詞の原形 ~ .

特徴:Ifがないほうの文に助動詞の過去形(ほとんどがwouldかcould)+動詞の原形がある!

特徴:would  「~したろうに」  could 「~できたろうに」と訳す

特徴:Ifの後ろの主語が何であっても(I やheであっても)、be動詞はwereを使うのが基本。

 

If it were sunny yesterday, we could play baseball.

「昨日が晴れだったら、野球ができたろうに」

昨日が晴れだったら→実際は雨が降っていて晴れにするのは不可能→仮定法過去

 

Ifがないほうの文にcould playがある→仮定法過去

 

 

If I were you, I would go to Tokyo.

「もし私があなただったら、私は東京へ行くのになあ」

もし私があなただったら→私があなたになるのは不可能→仮定法過去

 

Ifがないほうの文にwould goがある→仮定法過去

 

 

仮定法過去② ~ wishを使う ~

形(1):I wish 主語 動詞の過去形

形(2):I wish 主語 助動詞の過去形+動詞の過去形

特徴:I wish ~ は「~なら(いいのに)なあ」と訳す

特徴:主語が何であっても(I やheであっても)、be動詞はwereを使うのが基本。

 

I wish I were a doctor.

「私が医者であったら(いいのに)なあ

私が医者であったら→実際は医者ではない→医者になるのは不可能→仮定法過去

 

I wish 主語 動詞の過去形→仮定法過去

 

 

I wish you could speak English.

「あなたが英語が話せたら(いいのに)なあ

あなたが英語が話せたら→実際は英語を話せない→あなたが英語を話せるのは不可能→仮定法過去

I wish 主語 助動詞の過去形 + 動詞の原形→仮定法過去

 

変えられない過去を話す仮定法過去の文に過去形の動詞や助動詞が使われるのも納得しますね。

 

中2で学習する接続詞ifの文と中3で学習する仮定法過去のifの違い(見分け方) 

→ ifがないほうの文の助動詞(助動詞がなければ動詞)が現在形 → 接続詞ifの文

→ if がないほうの文の助動詞(助動詞がなければ動詞)が過去形 → 仮定法過去ifの文