予防したい!頭皮の結構不良が白髪の原因に
遺伝で白髪になりやすいと聞くことがありますが、実際は頭皮の血行不良を招く生活習慣が大きく関係しているようです。なぜ、血流が悪いと白髪になってしまうのでしょうか。今回は、白髪の原因とその予防方法についてご紹介します。
そもそも白髪ってなぜ生えるの?
白髪は髪の毛を染めるメラニン色素が不足することで生じます。では、メラニン色素が減少する原因は何なのでしょうか。メラニン色素は毛根にあるメラノサイトという細胞から生成されます。このとき、チロシナーゼという酵素が必要になり、それを働かせるためにはカルシウムなどの栄養素が必要です。
しかし、その栄養素を届ける血流が悪いと酵素が働きにくくなり、結果、メラニン色素が不足に陥ります。つまり、白髪が生える原因は頭皮の血行不良にあります。
女性は初潮、出産など体外へ血が放出されやすい時期に白髪が起こりやすいことが知られています。白髪と血行不良と関係があることを示している事実です。
白髪の予防策?塗り絵でストレス解消
まずは、ストレスを開放する習慣をつけるとよいでしょう。ストレスは頭皮の血管を収縮させ、血の巡りが極端に悪くするからです。しかし、ストレスを解消しようにも、継続できるものでなくては予防策としてはふさわしくありません。
その条件から大人の塗り絵がおすすめです。クオリティーの高い草花などのペン画に、ただひたすら色を塗っていくものです。塗り絵に取り組む間は心を空っぽにできると話題を集めています。ペンと絵本があれば屋内でも気軽に取り組むことができ、習慣化しやすいストレス解消法の一つです。
白髪の予防策?禁煙で血管の縮小を避ける
血流を悪くする代表的な習慣が喫煙です。タバコが含有するニコチンは体を興奮状態にして血管を収縮させます。もとから血管は髪の毛の14分の1ほどの太さしかないので、本来必要ない余計な習慣により、血流が悪化しかねません。
しかも、体内ではニコチンを排出するために、白髪予防に必要なビタミンまで奪われてしまいます。ちなみに、ビタミンはメラノサイトの働きを低下させる活性酸素を取り除く働きがあります。このようなことから、白髪を予防したいのであれば禁煙は避けて通れません。
白髪の予防策?有酸素運動で血管を鍛える
身体中の血管は加齢にともない減少していきます。これでは頭皮への血流も悪くなり、白髪が増加する一方です。
有酸素運動をして血管を鍛えることが大切になります。普段使われていない血管に血を活発に流すことで、血管を太くしていくのです。そのために、ウォーキング、サイクリング、水泳などを日々の生活に取り入れてみてはどうでしょうか。
この他にも温かい飲み物を飲んで新陳代謝をあげたり、なるべく添加物の少ないものを食べるなどして血流を改善する方法もあります。今回紹介した予防策に加えて白髪予防に役立ててみてください。