白髪を染めるのは一般的なことですが、
「白髪染め」に対して抵抗がある人は多いのでは?
特に20代や30代前半だと、「おしゃれ染めでどうにかなるでしょ?」と
思う方もいらっしゃるでしょう。
残念ながら、おしゃれ染めでは白髪を染めることはできません。
確かに、どちらも同じ髪の毛を染めるものです。
ですが、色素が入っていない白髪を染めるのと、
色素が入っている黒髪を染めるのでは、
髪の毛を染めるメカニズムに違いがあるのです。
白髪は通常のヘアカラーやブリーチでは染まりません。
≪理由≫
1.髪内部の色素がないため、脱色できない
2. ヘアカラーに化学反応する色素自体がない
お分かりいただけたでしょうか。
白髪は、白髪染めじゃないと色が入らないのです。
白髪染めは、色素のない白髪にも黒髪にも色味をいれられます。
どちらの髪も染めることができる白髪染めを使って、
おしゃれ染めをすることはできても、
黒髪用のヘアカラーは、黒髪は染められても
白髪には色を入れられないので、
白髪染めの代わりにはなりません。
白髪の量が多い場合には白髪染めを使う、
白髪の量が少なくて髪全体を明るくすることで、
白髪を目立たなくしたいという場合にはおしゃれ染めを使う、
というように使い分けるのがポイントです。