メッシュとはフランス語で筋という意味で、髪の毛のベースカラーと違った色で部分的に染めたり脱色したりすることです。ヘアカラーにメッシュをとり入れると個性的な髪色を実現できます。メッシュカラーの具体的な施術方法とメッシュならではのカラーリングについて紹介します。
メッシュとは、部分的に髪の毛のカラーを変えること
ヘアカラーにおけるメッシュとは、髪の毛を部分的に脱色したり染色したりすることです。ヘアスタイルのアクセントとして利用したり、髪の毛の動きを見せるために使われる手法です。
さまざまな染め方があり、毛束を大きくとって個性的なカラ-を入れたり、明度でハイライト、ローライト、その両方を組み合わせた3Dカラーと呼ばれるものまでバリエーションが豊富です。全体から細かい毛束をとりカラーリングするウィービングという手法もメッシュのひとつと言えます。
メッシュカラーは細かいステップが必要
髪の毛にメッシュを入れる場合、メッシュを入れたい毛束をとり、アルミホイルで毛束を分けてその部分だけにブリーチやカラーを行います。この方法をホイルワークと呼びますが、アルミホイルで分けることにより薬剤が髪の他の部分につくのを防ぐほか、温度を維持できるのでカラーの浸透もアップします。
デザインカラーではメッシュを複数カ所行うことが多いのですが、毛束ごとに薬剤を塗り、アルミホイルで包んで放置時間をとる形ですので時間や手間がかかる施術です。
メッシュだと派手カラーにも挑戦しやすい
髪の毛を個性的な色にしたいと思っても全頭だと派手すぎると悩んでいる人は、メッシュカラーを選択すると気軽に試すことができます。メッシュを入れベースカラーと異なる部分がはっきりとわかるだけで、ヘアスタイルの印象を大きく変えることが可能です。
また、派手な色味をしっかりと出すためにはハイカラーのブリーチの併用が必要となり髪の毛のダメージが避けられませんが、髪の毛の一部だけをブリーチやカラーをすることで髪のダメージを最小限に抑えることができます。
少し印象を変えたいときにもメッシュが大活躍
髪の毛の色が明るすぎてトーンダウンしたい時や、ボリュームを見せたい時にもメッシュでのヘアカラーが役立ちます。全頭で染めてしまうとどうしても平面的な印象になりがちです。
そこでアクセントとしてベースカラーと同一のカラーで明度を変えたものをメッシュで入れていくと、自然な感じでメリハリがつき、髪の毛に動きや表情をあたえます。また、メッシュカラーをフェイスラインを意識して入れることで、小顔に見せる効果もあります。
ヘアスタイルは個性を印象づける重要なポイントです。メッシュカラーでオシャレな髪色を積極的に楽シミましょう。