白髪が目立ってきたら染めるのは一般的なことですが、
年齢によっては「白髪染め」に対して抵抗があるかもしれません。
私も最初はそうでした。
特に20代や30代前半だと、白髪染めではなく、
おしゃれ染めでどうにかならないか、と思う方もいるかと思います。
残念ながら、おしゃれ染めでは白髪を染めることはできません。
白髪染めとおしゃれ染め、どちらも同じ髪の毛を染めるものですが、
色素が入っていない白髪を染めるのと、
色素が入っている黒髪を染めるのでは、
髪の毛を染めるメカニズムに違いがあるからです。
白髪は通常のヘアカラー、そしてブリーチやでは染まりません。
白髪をブリーチしようにも髪内部の色素がないので脱色できませんし、
ヘアカラーも 白髪には化学反応する色素自体がないので、
染めることができないからです。
なので白髪は白髪染めじゃないと色は入りません。
白髪染めはメラニン色素のない白髪にも黒髪にも色味をいれられます。
白髪も黒髪も同じ色に染めることができる白髪染めを使って、
おしゃれ染めをすることはできても、 黒髪用のヘアカラーは、
黒髪は染められても白髪には色を入れられないので、
白髪染めの代わりにはならないんです。
白髪の量が多い場合には白髪染めを使う、
白髪の量が少なくて髪全体を明るくすることで、
白髪を目立たなくしたいという場合にはおしゃれ染めを使う、
というように使い分けるのがポイントです。