筋肉の７０％は下半身に存在します
筋肉が体を温めるので、下半身の筋肉をスクワットなどで鍛えたり
腹筋したり 縄跳びをしたり走ったりして 体を冷やさぬよう努める事が
体も心も健康になる事だと言って来ましたよね～
（腰より下の筋力が弱くなってるという事は、
腰より下に収まっている「内臓の力」も低下してるって事）
特にミュージシャンはボーカルは 全身で演奏するので
ライブで激しく体力を消耗するアスリート
体が冷えていては 心も冷え
（体｛特にお腹｝が冷えている人は血流が悪くなり眠れなくなりウツっぽくなりやすい）
やる気や歌う気力が無くなるから 腹筋を含め下半身を鍛えて欲しいと
みなさんに伝えて来ましたよね～
有酸素運動とストレッチと下半身と腹筋背筋を鍛えて欲しいと
で
問題は じゃ・・・
上半身は？？？ 鍛えなくていいの？ と言う事
それは
すご～～～く微妙な話なんですが
あんまり上半身には筋肉をつけないで欲しいのです（ボーカルの話です）
体力がなさすぎる人はある程度握力と背筋だけをつけて下さい
（けど 背筋を鍛えようとすると肩首胸に力が入りやすいのでご注意を）
肩首胸 に 筋肉をガチガチにつけると
究極 お相撲さんの「ごっつぁんです」のように
声帯が閉まった苦しそうな声になりやすいんです
声帯を取り囲む回りの筋肉が固いと 凝ってると こわばってると
声帯がスムーズに、思うように動かないんです
肩コリ 首コリ などの こりしょうの人は十分体を温めて血流を良くして
ほぐしてから 最後に腹筋して体を締めてやる気を出させてから
ライブに出て下さい
あと
肩首胸 に 学生の頃の部活が運動部で
ガシガシ上半身の筋肉を鍛えた！という人は
もしくは 最近 上半身を鍛えてしまった という人は
今鍛えてないのに なかなか肩首胸の筋肉とれないんです という人は
朝起きて や 少し寒い時 運動不足の時 緊張してる時
ストレスを抱えてる時は （イコール体が冷えている時は）
肩首胸 の筋肉があんまりない人より
筋肉がこわばりやすく固まりやすく 首の声帯回りの筋肉がほぐれにくくて
声が出ずらいので
（胸の筋肉と首の筋肉と肩の筋肉はすべて繋がっている）
ライブ前の発声をする前に
ストレッチや 跳ねるや走るなどの有酸素運動などのウオーミングアップを
上半身に筋肉がない人の 「倍」 して下さい
「倍」時間をかけて下さい
それでやっとほぐれ、発声もしやすくなるのです
（１曲目から声が良く出ます）
アイシングの逆の 温めたタオルを首に巻く のもいいです
（吸入器や生姜紅茶はもちろんいいです
）
ある有名なバンドのボーカルさんがTVで
サッカーの試合をしてからライブをするんだと話していて
タモリさんが「え？ライブ前に疲れないの？」とびっくりしていましたが
その方と同じ話です
（毎日ジムに通ってないと気持ち悪いという人がいますが
それまた同じ原理ですよね いつも運動してないとほぐれないからですよね）
私なんぞは そんなに筋肉を体に付けたこともないので
ライブ前にそんなに運動したら
具合悪くなってライブが出来ません（笑）
ライブ前の発声をする時に 「なんか声帯が閉まってる感じが取れない」
「首回りがほぐれない」「声が出にくい」と
首の喉仏あたりをつまんで揉む 同じしぐさをする人が
生徒さんで５人いて 全く同じ事を言うのですが
全員 上半身に筋肉がある ムキムキ気味の人達だったので
気付いたのです
声帯の回りの筋肉が固まって声帯を押しつぶしてるような声で
そう話すのです
そういう人は たいがいものすごく激しいライブをする人で
ライブの後半に体がやっと温まってやっと声が出るんだと
口を揃えたように言います
激しいライブをするから 体を鍛えたのだろうに 皮肉な話です
（私と出会ってからは肩首胸を鍛えないで貰ってますが）
で
何が 微妙なのかと言うと
どのくらい筋肉をつけたら健康にいいかとか ライブにいいかとか
測る機械もないし 触ってもわからないし それが困るのです
上半身を鍛えなさすぎたので少し鍛えたいです 体力ないんで
なんて言われると
「ほどほどにね
」としか言えないのが現状で 微妙なのです
人によって体力と筋量とライブ内容が違うからです
だから
下半身はいくら鍛えてもいいんですが
上半身は
無呼吸で息を止めて負荷をつけて重いものを持って鍛える事だけは
止めて頂いて・・・ あとは
この話を踏まえて あまり鍛えず
自分なりに試して工夫して下さいね