恋愛とお金。
奇しくも大きなテーマに及んだワケですが
私にとって、最初の借金は、
大学4年生の頃。
たまたまもってた銀行のカードがキッカケでした。
当時、3年ほど付き合ってた大好きな彼氏がいて
「卒業旅行に沖縄へ行こう」と計画し、
両親とも公認の仲だったので(あの頃は、お互いに親ウケのする性格で、素行がよかった)
まぁ、大きな反対もなく7泊8日の旅に出たのでした。
しかし、問題はお金。
行きはフェリー2泊、現地で5泊、帰りは飛行機というエコノミーなツアーに参加したので
当時、おそらく費用は5~6万円だったように思う。
だが、そのお金を捻出するのに、
下宿生のド貧乏だった私は、ぎりぎりでした。
ニコニコ顔の彼氏。「むこうで何して遊ぶ?」と、すっごい嬉しそうです。
ツアーには行き帰りの交通費とホテルの宿泊費+朝・夕食代しか含まれていなかったため
昼ごはんやレンタカーのガソリン代、買い物代などは別途もっていかなければなりません。
ぐはー。どうしよう。
とりあえず、
ツアーに申し込むだけの最低限のお金は貯金から用意できました。
しかし、当時の彼氏は、軍モノに凝っていて
たぶんすげえお金をかけるはず・・・
勇気を出して「Hくん、いくらもっていく?」と聞いてみました。
「20万ぐらいかなー♪」
しばし、黙る私。
その様子から、Hくんは「俺、何か悪いこと言ったっけな・・・・」という反省の色が浮かんできました。
学生なのにさ!!
学生なのに!!
人に対して殺意 を、ほのかに覚えたのは、
この時が初めてだったのかもしれない・・・
Hくんのおうちは、とても裕福です。
大阪の郊外の一戸建てに住み、お父さんは社長で、お母さんは専業主婦。
かたや私は、九州のド田舎出身。
両親は、びんぼーな自営業。
4人兄弟の長女として育った私は、県立高校で塾通いもままならぬまま・・・
そして、旅行の日がやってきた。
フェリーで2人酒盛りをし、
沖縄に到着し、
ホテルについて、レンタカーを借りて那覇市内をうろうろ走り始めた。
ボンクラな学生恋愛だったけど、
なんか、今思い出しても
泣きそうになるほど楽しかったような気がする。
しかし、Hくんが「買い物にいこう」と言い出した。
始まった・・・・
私は「ちょっとトイレに行くね」と言って、小さな商店街のすみに車をとめてもらい
銀行に走った。
残高を確認した。
残金2万円ちょい。
そのとき、私は、気持ちがどうにかしていたんだろう。
あるはずのないお金。
もってるはずのないお金。
なのに、指先が出金を「5万円」と。勝手に押していた。
5万円が出た。
うぞ・・・・・
残高が-30000円となった。
何がどうなっているんだか分からなかった。
5万円を握り締めて、車に戻った。
Hくんに「トイレ、あった?」と言われ「すぐに見つかったよ~」と答えながら
なんで5万円が出てくるのか?と思って、
でも、すぐに思い当たることがあった。
1週間前に申し込んだカードローンが通っていた。