心が落ち着かない。頭の中でグルグル考えては消えていく感じ。原因は祖母だ…施設に入って6年。ここ1ヶ月ほど調子がよくない。倒れた当初は固形物もきちんと食べていたし、私たちや周りのものの認識もできていたし、後遺症で言葉は失ったが意思疎通は図れてた。6年の月日が経った今、食事は流動食になり、日によっては認識ができないときもあるし、意思疎通もままならない。そしてここ最近はついに流動食も受け付けなくなり、心不全を起こしていて、心臓への負担も大きいので点滴からも水分のみの投与になっている。認めたくないが…終わりが近いらしい。
毎日、母と娘と祖母の様子を見に行く。尿も自力ではだせず、大きく浮腫んだ顔や足をさすりながら私は涙をこらえるのに必死だ。きっと聞こえてはいないであろう祖母との昔話をしながらさすっていると、娘がトコトコやってきていつも娘に私がしているベビーマッサージの真似事を祖母にしてみせる。祖母の足の指をもって「くるくる ぽーん」って。娘なりのスキンシップ…なんだろうな。優しい子に育ってくれてありがとう。
私は孫の中でもトップバッターということで特に可愛がってもらった。手作りの服やおもちゃ、親の仕事の都合で県外にいたときだって孫の顔みたさにしょっちゅう会いに来てくれた。お習字の入り口を開いたのも祖母。第1希望の高校に私が合格したことが本当に嬉しかったらしく、近所中に話をしてた祖母。社会人1年目、離島に行く私を泣いて引き止めたっけ…なんだかそんな祖母との別れが少しずつ近づいてるらしい最近は落ち着かないし、「死」を急に意識するようになった。
生きてるって凄いことなんだろうな。笑ったり怒ったり、泣いたり、美味しいもの食べたり、自分の意思で動けたり、当たり前と思っていることが本当は幸せで凄く貴重で…祖母の足をさすりながら話をするのもあと何回あるのかな。帰るとき「また、明日ね」と声をかける。明日もありますように…という願いを込めて声をかけるようになった最近。浮腫んでるけれど、温かい確かに血が通ってる足をさすれる奇跡に感謝しながらその日、その日を大切にしたいな。