eringoの気まぐれ 時々 上の空 -70ページ目

見て盗め

じぃ~

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いつもこうである

けして手を出したり匂いかいだり

舐めたり食べたりはしない

しかしかなりの至近距離で
お行儀よく丸くなり

料理の進行を見学をしている


見て盗むのよ、そぼろさん

母から言われたセリフをそのままそぼろに言ってみる

にぃ~


心得たらしい


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ポテトサラダのキュウリは塩揉み→水洗い→水切りしてからね
水分でちゃうから。

と軽く説明してみる

真剣な眼差しである

お嫁にでもいくの?

にゃんにゃーん

いくのか、、、

可愛すぎて料理の手が止まる

あぁ。鰹節あげよ。

あなたがいるから私、今日も寂しくないっっ(笑)

過ぎたるは

及ばざるが如し


どーんと花火が打ち上がる
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頑張って重い荷物3つ引きずって帰宅すると

打ち上げ花火が!

どこのかなー?二子玉じゃないし?

まいっか

ダッシュで浴衣に着替えて
蚊取り線香たいて

カルピス作って

ベランダでひとり花火鑑賞
背後のどこからかは盆踊りのナイスバックミュージック

夏だゎ、、、

しみじみ


?ふと気付く

そういえば今日は

そぼろさんがお帰りを言いにこない、、



にぃ~(めちゃくちゃ小声)

??

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いた。

ベットの下から出たがらない

どうやら人生初の打ち上げ花火にびびりまくり

どーんと鳴るたび

キョロキョロしてる(笑)

しばらくして慣れたのか

顔だけベランダに出して

恐々見学。

かわい。

然るべき

右の踵が左の爪先を追い越す

左の爪先が右の爪先に追い付いて追い越して

右の爪先が恨めしそうに左の踵を追う


繰り返す

黙々と繰り返す沈黙と動作は

男をどこかへ運ぼうとしている



いつまでも変わらない動作と景色に惑い焦り


果たして男は己の目的すら忘れそうにもなる


惑いから動かす足が早まり絡まり

足踏みだけの勇み足は宙を蹴る

男は想像を遥かに上回る転倒を前に

ちょうど正午を示すであろう太陽の位置を仰いだ

見事傾いた姿勢を立て直すすべもなく

半ば海にでも飛び込むように飛んだ

起き上がり

続けて

ぶざまなしりもちをひとつつき

大きなまばたきをふたつし

ゆっくり首を横にみっつ振った



やはり代わり映えのしない景色に惑い


太陽のその位置を大きな手をかざし確認する


再三繰り返してきた爪先リレーを再開する


今度はひどく慎重に

ときに臆病に

何故辿り着かないのか

惑いと焦りを不安が覆い

暑さが手伝い息苦しくもある


男は渇いた喉にその大きな手をあて

擦れた声を絞りだす



何故だ



どこなんだ



声にならない悲壮は



悲鳴にも似た喉笛


ひゅぅひゅうと虚しく

蝉の鳴き声に踏み躙られ掻き消えた


爪先リレーは続く



男は目的に

男は目的地に

男は答えに



辿り着けるのだろうか



然るべきその答えに










とまぁ
私の勝手なイメージだけれども


楽しみだなぁ

期待しちゃうよ(^-^)