遠い足 | eringoの気まぐれ 時々 上の空
六本木で
至れり尽くせり



凍えたウソっぱちの林檎がかわいそうで
苛々
ほんとのとこだけチラッとかじって
六本木から
三茶まで
歩いた
歩き足りない
足が遠回りをしたがるから
一度だけ
家を通りすぎる
くだらない
早く寝なさいよ私
バスの停まらなくなったバス停のベンチで
次のバスはいったい何時だか
待つほどの気もない
中途半端な気持ちで
チラッと星が見えて
あたりまえに動く
エレベーターを
疎ましく思う自分こそが
ひどく疎ましく
気まぐれな足は
今夜三度目の遠回りを選ぶ

