こんにちは、エミです。

北海道恵庭市にある北海道ブドウ苗木園(家島農園)に行ってきました。

 

 

訪問のきっかけは、家島さんがコーカサス品種に興味を持っていること、そして実際にジョージアの土着品種である「サペラヴィ」の苗をすでにお持ちであると伺ったからです。

 

こちらでは耐寒性のある品種の育苗や、ウイルスフリー苗の生産もされているそうです。

代表の家島直希さんのこれまでの活動については、このあたりの記事を読むとわかるかな?と思います。

 

 


農園は北広島市との市境にあるとのことで、北広島駅で待ち合わせをすることになりました。

札幌駅から北広島までは快速エアポートでわずか2駅、16分。本当に近いです。

ちなみに新千歳空港からは4駅、20分なので空港から直行でもかなり近いです。

 

農園までの道のりはこんな感じ(※リンクをクリックして参照)

 

 

最寄り駅まで迎えに来ていただいたおかげでスムーズに到着できました。

北広島駅からは約7km、車で15分弱くらいだったかなと思います。

 

 

ここにあるのはワイン用ブドウ樹とはいえ、必要なのは苗木をつくるための穂木の部分なのでほかの葡萄畑と比べるとかなり特殊な光景だと思います。広さは約2.7ha。

 

 

北海道の土地に合ったブドウ、つまり適地適木を探る目的で様々な品種が試験的に植えられていたりします。私が個人的に注目している品種「メイヴ」が2年目にもかかわらずほかの品種とは比べ物にもならないほど猛狂って実を付けていて凄かったです。

 

 

「奇跡の葡萄」メイヴ凄い。

(これ宇宙からきたんじゃない…?)

 

 

ビニールハウス内では、アルバリーニョなど北海道の冬を越せず寒くなると根が凍って枯死してしまうような耐寒性のないブドウが栽培されていました。

 

 

ここでようやくジョージアの土着の黒ブドウ品種「サペラヴィ」とご対面。

 

 

サペラヴィから自然交配で種取りした新品種も育成されているそうです。

 

 

鉢植えの小さなサペラヴィや、

 

 

サペラヴィの苗木の赤ちゃんも見せていただきました。かわいい…!

 

 

面白いなと思ったのはこの「ポテコン」で、

※ポテコン(=ポテト・コンテナー)

 

 

中が秘密基地のようになっており、ここでウイルスフリーの操作をしているそうです。

 

 

こちらが接ぎ木をしたりする作業場風景です。

応接間のようになっているスペースでソファに腰かけて、苗木造りのいろいろなお話を伺いました。

基本的には、お客さんは道内の方が多いそうですが、それは耐寒性のある台木である「テレキ5BB」「テレキ5C」などを使っているからで、それをご了承いただければ道外からでも購入可能ということのようです。

 

 

おしまいに「アピールポイント」として見せていただいたのが、知り合いの研修生(?)の方が北海道の木材を活かして製作されたワイン用樽です。

色々な方が集まって、北海道のワイン業界を盛り上げている様子は非常に興味深いお話ばかりでした。

 

 

帰りに道産ワインを買いたいとご相談したところ、地元のお酒に強い酒屋さんを紹介していただけました。

こちらの「原田商店」さんはJR恵庭駅から1.5kmくらいに位置し、徒歩でも頑張れば歩けそうです。車なら5分弱といったところでしょうか。

 

 

色々と興味深い面白い話が聞けました。

 

おしまい。