こんにちは、エミです。
2023年11月に奈良の木谷ワインさんを訪問した時のことについて書こうと思います。
その前にこの年は10月にジョージア出張がありました。奈良県で古代の酒造りについて研究されている研究者の方と日本酒の酒造会社の蔵主さんに同行させていただき、「クヴェヴリ(ワイン造りに使われる甕)」を現地で購入してきました。
とりあえず「クヴェヴリ」買っちゃったけど、どうする?という流れになり、研究者の方が奈良でワイン造りをしている木谷さんという方とお知り合いなので、木谷さんにクヴェヴリで奈良ワインを造ってもらおう~!と勝手に盛り上がってました。
しかし、蔵主さんと私の二人は木谷さんと面識がありません。
長旅を経て手に入れた大事なクヴェヴリを、見知らぬ方に託していいのか…?と私は一人で勝手に心配になります。
後述しますが、折良く11月に別件で京都に行く用事ができました。
その際に奈良でお会いできないか木谷さんにダメもとでDMしてみると、
「11月中頃はブルゴーニュに出張(※)でいないのですが私がいるタイミングでしたら是非とも!」
との優しいお返事。
(※後で知ったのですが、11月中頃というのはブルゴーニュで記念すべき第1回目の日本ワインの大試飲会「サロン・デ・ヴァン・ジャポネ (Salon des Vins Japonais)」に出品されるためのご出張だったようです)
というわけで行ってきました、木谷ワインさん。
近鉄下田駅からは徒歩5~6分くらいだったかと思います。
住宅地の中に白い建物の醸造所が見えてきました。
玄関のドアの横に「KITANI WINE」と表札がかかっています。間違いなくここで合ってそうです。
呼び鈴を押すとドアが開き、木谷さんらしき人がフフフとほほ笑んで佇んでいました。
挨拶をすると「まず荷物を置きましょう」と仰り2階へ旅行用のバッグなどを置かせていただきます。
初めてお会いする方なので、予めこの辺の記事を読んでいったような気がします。
それを知ってか知らずか、「僕はずっとブレイクダンスをしていて、」と木谷さんは唐突に切り出しました。
「身体能力が高いんですね」とかなんとか相槌を打ったように思います。
「人からはよく、堅い人間だと思われているようですが」と仰るので「経歴を見るとそういうイメージを抱く人は多いでしょうね」と告げると、ようやく大事なことは言い終えたというようなホッとした表情になりました。
醸造所内を撮らせていただきながら、「あの、これは自分のメモ用に見返したいだけで何かに投稿したりしないんで」と言い訳がましく弁解すると、「なんでも撮っていいですよ~」と優しく言ってくださいました。
でも一応あまり醸造設備などがよくわからない写真だけにしておきます。
醸造所内の説明がひと通り終わったところで、「今日はボトリングをします」とおもむろに作業開始。
この日は作業員の方一名と、木谷さんの大学のダンスのお友達(後輩だったかも)がお手伝いに来られていました。
訪問する前に何も決めずに伺ったので、もしかしたら玄関先で「こんにちは。ああどうも。エミさんですね。ではさようなら。」と本当に挨拶だけして帰ることになる可能性もゼロではないのでは?と覚悟して行ったため、もしそうなった場合に時間を潰せそうな奈良の飲食店リストなども携えて行ったのですが、結局この日は夕方くらいまでお邪魔させていただきました。
作業がひと段落したところで、外に出てチーズをつまみながらワインを飲んだりしました。天気もワインも奈良も最高だなと思いました。
(木谷さんのワインとジョージアのワイン)
(ちなみにすごくどうでもいいことですが最初の方に「後述する」と書いたので一応記しておくと、京都の用事とは、別の仕事でシンガポールから「京都に行きたい」という人が来る予定だったのが結局その人が来なくなったので、新幹線で京都まで行ってお茶屋さんで舞子さんと遊んで帰ってくるだけになるところでした。って書いてみると本当にしょうもない話)
お忙しい中、訪問させていただき本当にありがとうございました!
おしまい。