(つづき)
到着したのはフィンランドのヘルシンキ。
とっても心配していたのが上着の事でした。
イタリアに滞在していたのが9月上旬~10月上旬。
薄手のパーカー2枚だけ持ってきていましたが、さて北欧の10月でこの格好はいかがなものかと。
よっぽどコートを買って行こうと思っていたのですが、まず様子を見ることにしました。
結果・・・
全然だいじょうぶ~
日本で言うところの晩秋って感じでした。
さて、こてこてのイタリアから飛んできたフィンランドの第一印象は、
街にゴミが落ちてない~
人がまっすぐ歩いてる~
静か~
って感じでした。
すべてにおいて、イタリアと正反対。
シンプルで洗練された街でした。
イタリアとフィンランド、例えるなら
ブルドッグソースとすだちポン酢。
金本アニキとハンカチ王子。
…ぐらいのカルチャーショックなのでした。
そして一番ショックを受けたのが
「私、英語を話せなくなってる!」
と気づいた時でした。
予約していたホテルを探すため、街の中で地図を見ていたら、とってもお上品な女性が、
「May I help you?」
って声をかけて下さって、
「シ!グラッチェ!」
って・・・。
あわてて「イエス!サンキュー」って言ったものの、女性が説明をしてくださってる間の、私の相槌は
「シ。シ。」
って、もうどうにも止まらない~
思いっきり怪しい東洋人を演出してしまいました。
ロシアが近い空気があります。
フィンランドには5日間滞在して、街歩きをしました。
ヘルシンキは港町なので、お魚、特にサーモンが美味!でした。
お寿司屋さんも結構ありまして、一ヶ月ぶりの生魚は、涙が出るほど美味しかったのでした。
(ちょっとお米が硬くて甘いのですが)
でも、お寿司屋さんって言っても「大将」がいるわけでもなく、金髪の女の人が作務衣を着て、おにぎりの型みたいなもので寿司飯を抜いてました…。
マーケットで買いました。
サーモンと鯛の贅沢ロール。
手のひら位の大きさです。
醤油が欲しかったです~。
10月上旬で、街はすっかり紅葉でした。
イタリア語の呪縛から開放されつつある頃、私は次の目的地、
スウェーデン
へ向かったのでありました。