【PANDA編集部】◆2012年、電子書籍の需要予測/長沢まさみの台湾連ドラ進出にみる心情分析 | コミック作家の海外デビューを応援!PANDAコミック大賞 事務局ブログ

【PANDA編集部】◆2012年、電子書籍の需要予測/長沢まさみの台湾連ドラ進出にみる心情分析


2012年度第30回メールマガジンをお届けします。

よろしくお願いします。


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◇TOPIC◇

◆2012年夏、電子書籍コンテンツの需要予測を発表

◆長沢まさみの台湾連ドラ進出に見るファンの心情分析

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2012年夏、電子書籍コンテンツの需要予測を発表

書籍や雑誌(紙媒体)の販売数は皆さんご存知の通り、落ち込み続け、

出版業界の不況は依然として回復の兆しを見せていません。

そんな書籍の電子化には、もちろん課題も山積みですが、

「絶版本がなくなる」「目的とする記述の発見が容易になる」

「物流コストが下がる」「在庫・返品リスクがなくなる」等、

そのメリットも数々挙げられています。当初期待されていたよりも

普及のスピードは遅いですが、着実に前に進んでいると思います。

今回は、そんな電子書籍コンテンツの需要予測を

発表しているサイトをお届けします。

株式会社ICT総研によりますと、2012年度の電子書籍コンテンツ

需要予測に関する調査結果(※)は以下のとおりとなっております。

※本調査における「電子書籍閲覧端末」には、

「電子書籍専用端末」と「タブレット端末」を含むものと定義。

1)

2016年度の電子書籍コンテンツ市場は1,840億円に (2011年度比2.7倍)

2011年度の電子書籍コンテンツ市場は671億円となり、

1年前時点での同社予測700億円を下回ったとのこと。

2012年度以降についても、市場規模の成長ペースは、

当初期待されていたよりも鈍くなると見られるようです。



2)

2016年度の電子書籍閲覧端末の出荷は1,120万台に (2011年度比3.7倍)

電子書籍閲覧端末の出荷台数規模に目を移すと、

2011年度は市場拡大を牽引するタブレット端末の出荷好調に

支えられる形で、前年比3.4倍の302万台を記録したようです。

今後も電子書籍閲覧端末は順調に増加を続け、2016年度には

2011年度比3.7倍の1,120万台にまで拡大する見込み。



3)

タブレット端末の利用者満足度は、電子書籍専用端末よりも軒並み高い

現在、電子書籍閲覧端末を利用しているユーザーに満足度を尋ねると、

「端末の機能・性能」や「端末の形状・デザイン」などの項目で、

タブレット端末の満足度が電子書籍専用端末を上回ったとのこと。




4)

電子書籍専用端末利用者は、サイズ、バッテリー容量に満足している

電子書籍閲覧端末ユーザーに、自身が利用している端末の良い点を尋ねると、

「サイズ、重さがちょうど良い」、「バッテリーの持ち時間に満足」が

タブレット端末ユーザーを上回ったようです。





■「2012年7月、電子書籍コンテンツの需要予測を発表」

http://www.ictr.co.jp/topics_20120710.html

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◆長沢まさみの台湾連ドラ進出に見るファンの心情分析

「モテキ」での大胆演技や、他のドラマでも美脚を大胆に披露するなど、

人気の女優・長澤まさみが台湾(中国)の連続ドラマに主演することが判明!

このドラマは、日本のコミック「ショコラ」を原作・映像化したもの。


では、何故日本で人気のある彼女が、台湾に進出するのでしょうか?

その理由を分析すると、ドラマに限らず漫画やアニメ等の

サブカル全般において現地で人気の出るロジックが見えてくるかも!?

分析A

日本のドラマは現地でも人気?

1)長澤まさみの現地での“人気・知名度”が抜群

2)日本の漫画原作のドラマが多数ある

3)日本の番組専門チャンネルがあり、日本のドラマは人気がある

台湾は「親日家」が多い地域。文化・芸能等のサブカル全般は

日本のものが多数存在し、それを楽しむファンも多いです。

彼女の過去の出演ドラマは現地でも放送されている点を踏まえると、

「女優・長澤まさみ」「日本の漫画原作ドラマ」など、ファンには

「見てもハズレなし」と思えるお馴染みのキーワードが魅力的だと考えます。

分析B

長澤まさみのドラマにかける意気込み

1)違う国の言葉でする芝居に対して好奇心があった

2)春から北京語のレッスンを受けている

その国にいる人々の率直な感想として自分のいる国に興味があり、

文化(言葉)を率先して理解しようとする相手に対しては親しみが沸き、

歓迎すると思います。その国の文化に合わせ、仲間入りする

意識で接するのは、人気の出る近道かもしれません。

分析C

どんな内容のドラマ?

1)日本の人気コミックを映像化した作品

2)台湾で活躍する人気俳優と日本人監督がタッグを組んで作成

分析Aと合わせてみても、日本製ブランドの信頼度は折り紙つき。

日本の作品はクオリティが高くてよい=これは現地での確かな心情です。

ましてや、日本人監督×台湾の人気俳優がコラボして、お互いのいい所が

ミックスされれば、つまらないハズがないということだと思います。

上記を分析した答えとして、現地の人々は日本のファンとは異なり、

作品に対してはまず冒険をしないで、知っているモチーフ(キーワード)を

足掛かりとした、クオリティに安定感をもとめる傾向があると思います。

(よく言えば慎重派、悪く言えば消極的?)


自分が知っているからこそ、作品に生まれる親しみや感情移入と共感。
例えばそれは、歩いていてタンスの角につい足の小指をぶつけて、
痛くて悶絶する。そんなささいな「あるある」小ネタもアリだと思います。

現地でヒットする作品で大事なのは、

そんな「あるある」なキーワードをどれだけ用意できるか、

もしくは、説明しなくても通じるシンプルかつ魅力的な

キャラ設定や世界観をどこまで構築できるか…かもしれません。

■「長沢まさみの台湾連ドラ進出」

http://matome.naver.jp/odai/2134499212807762001