【PANDA編集部】◆中国の表現規制でひともんちゃく!これは視聴者も怒り心頭!? | コミック作家の海外デビューを応援!PANDAコミック大賞 事務局ブログ

【PANDA編集部】◆中国の表現規制でひともんちゃく!これは視聴者も怒り心頭!?

◆中国の表現規制でひともんちゃく!これは視聴者も怒り心頭!?

日本で公開中の3D版『タイタニック』が、中国で話題になっているようです。

先月前に中国でも告知ポスターを発見し、大衆向けエンタメ要素の強い本作は

中国でも受け入れられるだろうと考えておりました。

ですが、どうやらとっても残念な構成になっているというのです。

Offbeat China」の記事を引用させていただくと、今回の3D版は人気を博している一方で、同国の放送を監視する機関、国家広播電影電視総局(State Administration of Radio, Film and TelevisionSARFT)が扇情的なシーンの一部を検閲したとして物議を醸しているとのこと。中でも同国の観客の批判の的になっているのが、ケイト・ウィンスレット演じるローズが、絵のモデルになるため前をはだける場面。SARFTによる"編集版"では、ローズの首から上しか見ることができない。

そして本記事に対しパンチの効いた中国のネチズン(ネット市民、netizen)のコメントを紹介すると、

「俺はかれこれ15年も待ったんだ。

それは決して、3Dで飛び出す氷山を見るためじゃない(怒)」

とのこと()

それに対し、国家広播電影電視総局のコメントは、

「かなり生き生きとした3D効果を考慮し、我々は観客が(飛び出す"何か"に)触ろうと手を伸ばすことで他の観客の鑑賞の妨げになることを恐れました」

とコメント。観客同士のトラブルを未然に防ぐべく、ヌードシーンを切り取ったと説明している。

文化間ギャップに見られる市民の嘆きの声と、一見真面目だが明らかにその場を取り繕った公式解答。これぞ、笑いの神様が下りてくるテッパンだと考えております。

少々、グタグタな記事になってしまったので、中国表現規制について、

再度しっかりと触れておきます。PANDA社で配信している作品は、

以下の表現を押さえ、審査をクリアーした作品のみを正規配信しております。

【中国の表現規制になっている項目について(弊社中国スタッフ調べ)】

1 性器、性行為の明確な描写(動画、静画、漫画含む)

2 不倫、婚前同居及び不純異性交遊に対する肯定的な描写

3 話の大筋と関係のない露出シーン、煽情的な声音

4 登場人物の堕落した生活を描き、読者に悪い影響を与える可能性のあるもの

5 長時間のキス、愛撫、ベッドや入浴シーン等で極度に官能的なもの

6 淫乱、レイプ、売春、同性愛に関する具体的な描写

7 低俗な内容、対話

8 低俗なBGM、動きやサウンドエフェクト

9 内容ヴァイオレンスを明確に描いている場合

10 犯罪行為を美化し、犯罪者に対する賛美の念を読者に抱かせるもの

11 犯罪行為に対する詳細な描写。読者に模倣される可能性があるもの

12 刺激の強すぎる殺人、麻薬吸引、ギャンブル等のシーン

と、エンターテイメント全般として模範的な解答はこのようになっているようです。

ご参考までに。

※以下、面白かったのでご紹介させていただきます。

アジア危険な国ランキング

http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3347086.html

◆メルマガ担当より

今回新創刊のデジタルコミック「COMIC PANDA」の配信や、

創刊イベント・出展の企画、そしてなにやら水面下で動く別ジャンルの誌面展開の検討等、

編集部は盛りだくさんで活動します。もちろん弊社の活動報告だけではなく、

メルマガをご覧の皆様がご活動する際に耳寄りな情報も合わせてお届けします!

これからもよろしくお願いします!!