【4コマ作品制作の基本アドバイス】その3 | コミック作家の海外デビューを応援!PANDAコミック大賞 事務局ブログ

【4コマ作品制作の基本アドバイス】その3

こんにちは!いいぱんだです。

6回のメルマガで告知させていただいた第3段です。【4コマ作品制作の基本アドバイス】を進めていきたいと思います。


●オマケ●

最後に少々、ギョーカイ的余談にはなりますが…


第一線のプロでも、毎回の4ページ掲載においては、必要な約8本(扉ページは1本)の4コマネタを揃えるために、毎回の打合せにおいては、まず最低でも10数本のネタを考えた上で、それをネーム構成して打合せに提出してきます。 打合せでは、その中から、より面白いネタのモノをえりすぐり、最終的に8本だけに絞り込んでいく手順を踏み掲載に至るのです。



むろん、8本すべてがみな面白ければ良いですが、そうもいかないので…一般的判断基準としては、8本中最低5本は少しでも笑える要素があって、さらにその中の2本は爆笑できるというネタ揃いでの完成レベルが、掲載ギリギリの目安として求められています。


(笑いが足りなければ、また改めて5、6本追加で出し直して再検討です)

コレが毎回達成できなければ、おのずと読者の人気も出てきませんので、連載は続かないこととなりますね…さすがにシビアです。




4コマ作品は単純に言えば、笑えるか笑えないかでの評価がすべてになり、ストーリー作品と違い、部分調整では修正改良して面白くはしきれない性質のものです。ですので、面白くないネタは、未練は捨てて、あっさり1本丸ごと削除されるのが常となります。


(打合せの段階では、くすっと笑えるネタの作品を、構成や描き方のテクでもっと笑える作品に調整はできても、笑えないネタ、わからないネタは、それ自体はどうイジっても結果的に混乱が増すだけで、いかんともしがたくなる…のが現実であります)




ですので、4コマ作品制作を目指す方は、ページどおりの本数だけではなく、担当へのネーム(ネタ提出)では、想定本数ぎりぎりでなく、どんどん切り捨ては覚悟で、より多くの4コマネタを出すよう心がけましょう。


作家さん自身も、数を打つことが、コツを覚え慣れて上達する一番の近道となります。 こればかりは、プロの作品を研究し過ぎて、ネタ盗作につながりかねないコトともなりますので、ひたすら知恵を絞って独自の面白いネタ出しに精進しましょう。




以上 おおまかながら、オーソドックスな基本的4コマ作品への臨み方です。

※むろん、色々他にも独自手法はあるでしょうが、それも含めて色々試行錯誤しながら、最終的に自分のスタイル(個性、味!?)を出せるよう作品作りに励んでください。




以上です。


その他、いろいろとリクエストがあれば、特集を組んでいきます!

ご連絡お待ちしております。