首都圏に住む親友の話です。


T君は、最悪の原発事故を想定し、震災発生直後に実家のある

九州への避難を決め、2日後の13日に家族で帰省しました。


職業が自由業でもあり、思い切った行動に出やすいタイプです。

私の妻は、「彼らしく素晴らしい判断、行動だ」と称賛していました。


T君とそんなやり取りをしていた13日、今度はH君から電話を

もらいました。

 

会社員のH君はT君のような訳にはいきません。

せめて妻子だけを九州の実家預けようと思うが、意見を聞かせ

ほしいと相談されました。


そこで、H君に参考までにT君の話をしました。

H君も、やはり「彼らしいな」と一言。

翌14日にメールが届き、妻子を九州に行かせることに決めたと

記されていました。


彼らの素早い決断、行動に感心していたところ、今週に入って

東日本から西日本への移住のニュースが続々と報道されました。

なかには「疎開」という表現までされていました。


全く縁もゆかりもない土地で、急きょ生活を始めなければならない

人たちの心情は、察して余りあります。


                                  【009】