「老婆心ながら・・・」

普段、この言葉には気をつけています。


相手が「老婆心ながら・・・」と言うときは、へりくだった表現の中に

注意や厳しい指摘が含まれている可能性があるからです。


言い換えると、相手に注意を促す場合に、角を立てずオブラートに

包むために、老婆に登場してもらうのです。

日本古来の知恵というほかありません。


残念なことに、最近はこういう機微に通じない若者を見かけます。

しばらく前、関係先の不始末に苦情を述べる際、この表現を用いながら

婉曲的な言い回しをしましたが、理解できていない様子でした。


ネットばかりに頼らず、たまには純文学にも触れてほしいものです。


                                      【009】