かつて勤めた会社での出来事です。
ある金曜日の夜、上司に「飲みに行こう」と誘われましたが、深夜残業が
必至な中でためらい、丁重に断りました。
すると、その上司がこう言うのです。
「なんだ、上司の労務管理をしてくれないのか。それも大事な仕事なのに」
私は目からウロコが落ちました。
部下である自分が一方的に管理される立場だと思い込んでいましたが、
上司の労務管理を担っていたとは。
部下の悩みを聞いたり相談に乗ることでスムーズな運営を目指すのは、
上司として当然のことです。
しかし、その上司だって悩みを打ち明けたいこともあるでしょう。
その相手に部下を選んでも不思議ではありません。
それ以来、上司の労務管理が回りまわって自分のためにもなることを
頭に入れて仕事をしてきました。
ただ、上手く実行できたかは定かではありません。
【009】