百貨店が衰退する理由を
缶詰という視点で読み解きます
先日セミナーの後に
ZOOM飲みをした
その時お題があった
▶︎お勧めの缶詰を持ち寄る
僕は池袋の東武百貨店の
ROJI日本橋というお店で缶詰を買った
セミナー主催者から
「高木商店の鯖缶 伊藤食品の鯖缶を買って来てくれたら嬉しい😃」と夜中にメッセージが届いていた
僕はセミナー前に他のZOOM打ち合わせがあったが、打ち合わせ終了後に鯖缶を探す時間は2時間あった。そのため、「かしこまりました!」と返信した。
そして、ZOOM打ち合わせが終わり、その足で、僕の大好きな北野エースというスーパーマーケットに向かった。このお店はレトルトカレーが本棚のように並ぶ陳列と種類数が有名なお店だと認識していた。だから、きっと缶詰も豊富にあるだろうと思っていた。
あら?
ない…
簡単に見つかると思っていた缶詰が、いきなり難題に変わった。時間がない。
その後、小田急百貨店へ向かった
ここにもなかった
主催者へ鯖缶が見つからない旨を
メッセージで送った
またAmazonで購入して食べてみてと
返信があった
その言葉を聞き、
伊勢丹だけ見て
それで諦めようと思った
しかしここでふと冷静になった
顧客ニーズを掴む
バイヤー力がある会社や店舗はどこなのか?
もしかすると百貨店は既定路線になりすぎて
過去のような商品を選び抜く力が
低下しているのではないかと思った
バイヤー力がある店舗…
直ぐに思い浮かんだのは
成城石井だった
そして次にDEAN & DELUCAだった
Google MAPで調べたら近くにあった
まず最寄りのDEAN & DELUCAに寄った
鯖缶…鯖缶…おーーー!高木商店の鯖缶があった
次に成城石井。鯖缶はーーー
伊藤食品の鯖缶を発見した
缶詰の王者はシーチキンから
鯖缶に変わったことは記憶に新しい
その鯖缶の中でも高木商店の鯖缶と
伊藤食品の鯖缶はずば抜けて高い評価
これをしっかり店舗に商品として
陳列していることに感動した。
答え合わせとして
日本の最高峰の百貨店である
伊勢丹新宿店に向かった
やっぱりなかった。
消費者の舌はこえる、変化する
昔の人気がずっとは続かない
消費者に極限まで適合させるか
新たな価値を細部にわたって提供し続けるか
生き残るためにはどちらかに振り切る必要があると
缶詰たったふたつの購入で深い学びを得た。