なぜ、メルセデス・ベンツは選ばれるのか?

著者:上野金太郎
発行所:さんマーク出版

73ページまではとても面白いし、刺激的な本。行動力の力強さを感じた。メルセデス・ベンツ日本で初めての新卒一期生にして、初の日本社長。カッコいい生き方だ^_^

概略

●どんなに優秀な数字であろうと、いかに目標を連続達成しようと、上向きでないグラフを描くビジネスは決して前向きなものではない。

●ほぼ四万台。好調な年は五万台。リーマンショック後に三万台を切ったとき、いよいよ大きな決断をしなければならないと覚悟した。

●いちばん大切であり、本当に難しいのは、いっとき「選ばれる」ことではなく「選ばれ続ける」こと。

●メルセデス・ベンツは日本ではいまだに大きくて燃費が悪い輸入車。ベンツはお金持ちのクルマで、自分には関係ないと誤解されている。

●買ってくださったお客さま全員に選んでよかったと実感していただかなくては、ライフスタイルを売ったことにはならない。オーナーひとりひとりのライフスタイルに伴走すること。

●これからのメルセデス・ベンツのライバルは、国内外の自動車メーカーではなく、スマホかもしれないし、音楽かもしれない。それがスタイルを売るということ。



●ライフスタイルに寄り添い、一生つきあっていく本物を売るのだから、出会いのその先は、ゆっくりでかまわない。



●メルセデスというカッコいい「かたち」から入って、カッコいいドライブをしながら、自分なりのカッコいい人生をつくりあげていく。そんな提案をしたい。

●ダイムラー社には、一生に二度は会うという言葉がある。

●メルセデスでは目標に必ずプラスαをする。最初は設定した目標に向かって努力し、「もう少しで達成だ」という最後の最後の段階で「タスク!」の発令。すなわち、当初の目標にプラスαを上乗せしたものを最終目標とする。

●いくらうまくいっていても、盛り上がっていても、これまでどおり地道な基本もしっかりやる。

●メルセデス・ベンツ日本には〈オープンポスト〉という仕組みがあり、同じ部署に三年から五年いたら別の部署に移って別の経験をすることを推奨。

●2007年に副社長の話がきた。俺にできるかなあとぽつりといった私に、そのときの秘書はすぱっと「格が人をつくるから大丈夫ですよ」と。今でも忘れられない言葉。

●ダイムラー社には自動車を開発した企業としての責任という考えがある。特に重要な安全技術を開発した際、特許を独占せずに世界に技術を公開しているのは、安全なクルマ社会をつくることが自分たちの使命だという強い思いから。

※お断りするまでありませんが、本書はあくまでヒントであってお手本ではなく、役立つノウハウが満載など、あり得ない話。100万人が泣いた!と言われる映画はたぶん、多く見積もっても10万人の涙しか絞っていないし、答えはひとつではない。

→最後の言葉ひと言に、上野金太郎さんの正直さを感じた。お会いしたことは全くないが、素直なひとだ。

クルマなんて欲しいなんて思ったことなかったが、この書籍読んで、メルセデス・ベンツ欲しいと素直に思った(笑)これこそ、上野金太郎さんのマーケティング手法の罠にかかったひとりかな(笑)